2016年05月06日

アメリカ大統領選・トランプの勢いは侮れない!



さて、アメリカ大統領選予備選のこと。

結局、共和党の候補はトランプに。共和党の主流派の多くも、いまのトランプの勢いに屈せざるを得なかったということ。インディアナ州の予備選以降、結構多くの共和党実力者がトランプになびいた。共和党の重鎮の一人、ジョン・マケイン上院議員もトランプ支持を表明した。ともかくまずは勝ち馬に乗れ!ということらしく、そこに主義主張なり定見があるわけじゃない。政治家特有の駆け引きだ。もし定見らしきものがあったとすれば、それは「クルーズは死ぬほど嫌い」という当初からの思いかもしれない。超右派で危険な原理主義者のクルーズよりは、素っ頓狂な大口たたきの実業家、トランプの方が組みやすし…とでも思ったのか。まあ、第三者から見ればどっちもどっちなのだろうが、もしトランプが大統領選の本選でヒラリーに勝つ、などということが起きた場合は、その影響は世界に及ぶ訳だから、のんきに構えてはいられない。
トランプの同盟国は米軍の駐留経を100%負担すべきだという主張やら移民対策、貿易協定のあり方…等々、彼が本気であるなら大変な話だ。



2S
(写真:bbcより)



それでは本選の行方はどうなるのか…ということだが、実はかなり「まずい」状況になっている。なにが「まずい」のかといえば、もしかすると本当にトランプが大統領になってしまうかもしれないから。
現段階の世論調査では、ヒラリーがトランプを5〜6ポイントほどリードしているようだが、その程度の数字はあっという間にひっくり返る。特に多くの米国民から嫌われている二人による闘い(これも珍しい話だ…)だから、ちょっとしたことで形勢は逆転する。
例えば現実にはまったく即していない無理筋の主張であっても、一人でも多くの米国民が単純に「おお、そうだそうだ!」となるような主張を大声で訴えれば、間違いなく瞬時に状況は一転するに違いない。

一般的な米国民にはほとんど興味のない事柄だが、話を分かりやすくする意味で日米同盟の例で説明すると、トランプの「米国が攻撃を受けても、日本は何もしなくていい。それはフェアじゃない。だから駐留費を全額負担しないなら、駐留米軍の撤退もあり得る。アメリカはもう世界の警察にはなれないし、それだけの金もないから…」なんていうもの言いは、「おお、そうだそうだ!」となりやすい。ここでヒラリーが、「在日米軍は日本防衛のためだけに存在するのではない。朝鮮半島、中国、南シナ海など、アジア太平洋の安定は米国の国益そのものだ」なんて力説したとしても、多くの米国民はそんなことには耳を貸さないし、多分きちんと理解しようとしないだろう。

経済政策にしても、一ドルでも多くアメリカが得するための方法はなにか…に話を収斂させるに違いない。つまり、国際安全保障政策にしても対外経済政策にしても、すべてをバランスシート上の損得話にしてしまう訳だ。これって単純でわかりやすいから。
そうはいってもこれまでの国際関係上の取り決めや約束事があるから、そう簡単にはいかないだろう…と思う人も多いはずだ。もちろんその通りで、トランプが大声でいっていることが簡単に現実になる訳じゃない。しかし…だ。トランプやヒラリーはいま実際に安全保障問題や経済政策の舵取りをしている訳じゃない。やっているのはあくまでも「選挙戦」でしかない。だからそこでの目標は、いかにして選挙で一人でも多くの米国民に「おお、そうだそうだ!」と思わせるかが重要で、その意味ではトランプのものいいは、今のアメリカ社会では実に有効に機能しているのだ。
質はまったく違うけれど民主党のサンダースが、「1%の金持ちだけが得をしている格差社会」を大きな問題として、その改革を進めるための「夢」を分かりやすく語って圧倒的に若い世代の支持を集めているのと似ていなくもない。そこに実効性がなくても多くの人がサンダースに票を入れている訳だから。

こう考えてくると、俄然トランプが有利に思えてくる。大きな流れで見れば、暴言でアピールして支持を得てきたトランプは、本選で少しだけ軌道修正すればヒラリー嫌いの浮動票を結構簡単に獲得できるように思える。
実際トランプは、早くも政策を軌道修正。法定最低賃金について昨年11月には「上げない」といっていたのに、最新のインタビューでは最低賃金引き上げを示唆。「私は大部分の共和党員とは違うんだ」と嘘ぶいている。

一方ヒラリーはといえば、本選に勝つために必要な共和党穏健派の票を取り込むために、現状よりさらに保守に傾倒する必要がある。これ、かなり大変なことで、下手をすると民主党左派(つまりサンダースを支持しているような人たち)の票をぐん〜と減らすことにも繋がりかねない。それでなくてもサンダースは、この期に及んでも「最後まで頑張る!」と意気軒昂な訳だから、予備選が終わったあと、本選に向けてすんなりと民主党がまとまるとは考えにくい。だからといってヒラリーが、サンダースを副大統領候補にするとも思えないし。
ただ、人気、実力ともに高いマサチューセッツ州選出の上院議員、エリザベス・ウォーレンを副大統領候補にする…というのは悪くないアイディアに思える。彼女の実力は折り紙つきだし、多分、ヒラリーより大統領にふさわしいぐらいの人物だから。彼女はサンダースと考え方が近い(けれども彼の支持を表明している訳ではない)から、その支持層もサンダースと重なる。当然ながらこの場合、民主党の正副大統領候補が女性ということになる訳だが…。

とにもかくにも今回のアメリカ大統領選挙は、「前例のない」もの、もしかすると不毛な議論や誹謗中傷が乱れ飛ぶ、最低のものになるかもしれない。

(飯村和彦)




newyork01double at 09:07|PermalinkComments(0) 取材ノートより | 週末だから!

2016年03月24日

ISとの対峙方法は?見えない敵との闘い方は?



ベルギー・ブリュッセルで発生したISによるテロを受けて、
アメリカ国内も厳重な警戒態勢が敷かれている。
ニューヨークやロサンゼルス等の空港や駅、繁華街では、
重火器で武装した大勢の警官が眼光鋭く、警戒に当たっている。
確かに、いたるところに武装した警官が存在することは、
「当局が安全確保に力を尽くしている」
という安心感を一般市民に与えるのかもしれない。
もちろん、「大変なことになっている」
という不安感を掻き立てられる人もいるだろうが、
どちらかといえば少しは安心するのだろう。

けれども、
テロ行為そのものを抑止する効果がどれだけあるのか…
との疑問もよぎる。
テロリストにしてみれば、
避けるべき対象(武装した警官等)がはっきりする分、
対抗手段を編み出しやすくなるのでは…と思ってしまう。
そもそも重火器そのもので、
テロリストによる自爆テロ(あるいは爆弾テロ)を抑えることができるのか?





厳戒態勢
(写真:CBSニュースサイトより)




以前取材したテロ対策の元責任者は、
「テロは防ぎようがない。
なぜならテロ行為の主導権を握っているのは、
いつだってテロリストの方だから」
と話していた。
意味するところは、
テロは起きてみないとその「時と場所」は分からないということだ。
稀に「事前にテロを防いだ」という発表がなされることはあるが、
しかしその反動は何倍にもなって帰ってくることが多い。
つまり“見えない敵”の先手を打って相手を見つけ、闘い、
圧するのはそれだけ難しいということだ。

であるならどうだろう、
相手が見えないのなら、こちらも見えない形で対峙してみては? 
マシンガンを携えた警官を大量に街に配備するのと同程度の規模で、
一般市民にしか見えない大勢の警官、
つまり私服警官を大勢配置してテロ警戒に当たらせる。

少なくとも「私服警官」の方が、
重武装した警官より、今まさにテロを実行しようとしているテロリストに対し、
より近くに「存在できる」可能性は高くなるだろう。
上手くいけば、
それとは知らずにそばに居合わせたテロリストを確保できるかもしれない。

しかしそうはいっても、
「私服警官」が辺りにたくさんいるという状況は、
普通に日常生活を送る一般市民にしてみれば居心地が悪いのも確か。
テロ対策とはいえ、
自分の気づかないところで監視されるのを快くは受け入れがたい。
昨今、街中に監視カメラが設置されていて、
四六時中見張られている現実もあるけれど。

もちろん、
「私服警官」の増員等の対策は既に取り入れているのかもしれない。
(ただ、その事実がテロ組織側に周知されていないと抑止効果は低くなる…)
さらには「素人の浅知恵。そんなに甘くない」ともいわれるだろうが、
少なくとも、、
街に重火器をもった警官が溢れる現状が最適だとは思えない。
狡猾な連中に正攻法は通じないだろうから。

拳が震えるほど悔しいが、
今ごろISの連中は、ほくそ笑んでいるに違いない。
パリに続き、ブリュッセルでも大規模テロを成功させたばかりか、
そのテロを受け、
世界中がまたも厳戒態勢に入って騒然としている訳だから。
マシンガンを抱えた多数の警官が、
ニューヨーク地下鉄の入り口に立つ光景をニュースで見ながら、
連中は「(今回も)目的達成…」と実感していることだろう。

ISの最終目的は、
自分たち(といってもほんの僅かな限られた人数らしい)以外の人間を
この世から排除することだという。
その手段が、
自分たち以外の人間同士、
国家間や勢力同士で殺し合いをさせることであり、
自分たちへの憎悪を増幅させ、
自分たちのもとにできるだけ多くの人間をおびき寄せ、
そこで殺戮を繰り返すこと。

例えば、
有志連合による空爆で一般市民の犠牲がでてもなんとも思わない。
誰であれ、最終的に「他の人間」は必要ないのだから。

したがって、
ISの思考の中には「話し合いでの解決」という項目はないのだという。
自分たち以外の存在を認めないわけだから、
ネゴシエーションの余地もない。

そんな連中に対峙していくのは容易なことじゃない。
心を開いて話したくても受け付けないだろうし、
力でねじ伏せるには、
こちら側の犠牲が多くなり過ぎる(既にかなりの犠牲がでている)。

「テロには屈しない」と声高に叫んでも、
連中にはまったく響かないだろうし。

じゃあどうすればいい?
わからない。
でも、わらないことをまず認めないと先へも進めない気がする。
酷く自分が無力に思えるけれど、諦めるわけにもいかない。
ただ、
童話にある「北風」のようにはならないように心がけたいと思う。
例え、「太陽」がまったく力を発揮できない相手だとしても…。

(飯村和彦)




newyork01double at 06:38|PermalinkComments(0) テロとの戦い | 世界の風景

2015年11月23日

「ミルキーと散歩」〜写詩集「ダブル2」より〜




「ミルキーと散歩」

ミルキーというのは…、そう猫だ。
十年前、公園に捨てられていた。
目が開いたばかりのチビ。
彼女も、僕たちと一緒にアメリカにきた。
四年前のことだ。

東京と違って、ここでは自由に野原を走る。
散歩だって一緒に歩く。
釣りへもいく。

信じられる?

でもそんなミルキー、2年前に殺された。
理由はあれこれ。

自由の代償?

まったく、違う。
彼女には、ひとかけらの落ち度もなかったから。







「A walk with Milky」

Yes, Milky was a cat.
Ten years ago, someone left her in a box in the park.
She was tiny and her eyes were still closed.
She moved with us to America in 2011.
Unlike in Tokyo, she was free to roam the fields.
We'd go on walks together.
She'd even go fishing with me.
Can you believe that?
But two years ago, someone killed her.
The price of freedom?
Milky cannot be blamed one iota.










(飯村和彦)


newyork01double at 10:50|PermalinkComments(0) 猫の話 | マサチューセッツ州・Amherst

2015年11月21日

「遺伝子組み換えサケ」と「漠然とした懸念」について


ずっとフォローしていた「遺伝子組換えサケ」の件。
FDA(米国衛生保健局)が、米国内での食用をついに許可した。
おととしの春頃から「もうすぐ認可」といわれていたから、
最終判断まで結構な時間がかかっている。
だが随分前に、多くの米国内の大手スーパーは、
「遺伝子組換えサケは扱わない」
としているから当面販路は限られるだろう。




遺伝子組み換えサケ
(AquAdvantage salmon )




この「遺伝子組換えサケ」については、かなり詳細に調べ上げた。
当然、開発したAquAdvantage社にも話を聞いたし、
各種研究リポートやFDA報告書にも目を通した。
その結果の印象というか予想は、
さまざまな意見があってもFDAとしては、
この「遺伝子組換えサケ」の食用許可を出さざるを得ないだろう、
ということだった。

「自然に存在している食物(この場合はサケ)と同じ品質なら許可」
という条件だけを見れば、
遺伝子組換えによってできたサケ(食べる際には切り身?)は、
自然のサケのそれと変わらないのは科学的に証明されていたから。

しかし当然ながら、
それを作る方法「遺伝子組換え」が議論になった。
例え出来あがったものが、自然のサケ(の切り身)と同等の品質だとしても、
それでもやはり、
「何かが違うのでは?」「あとで妙なことがおこるのでは?」
という漠然とした懸念はぬぐえない。

もちろん、
そんな「漠然とした懸念」は、
科学的検証によって「根拠のないもの」だと分かるのだが、
そういわれてもすぐに「ハイそうですか」とはならない。

確かに「遺伝子組換えサケ」が作られる工程を見ていくと、
魚の養殖でよく使用される、
「抗生物質やビタミン剤」の類の薬品は一切使われていない。
その意味では、
「遺伝子組換えサケ」の方が、「養殖サケ」と比較した場合、
よりオーガニックに近いということになる。

しかしながら、繰り返しになるが、
やはり「遺伝子組換え」という手法に対する「漠然とした懸念」は、
なにをどう科学的に説明されても、
それが「漠然としたもの」であるがゆえ、ぬぐわれずに残る。

実はこの「漠然とした懸念」というのは、
我々が生きていく上で結構大切。
だから、
それをたんなる「妄想」だとして簡単に切り捨てるべきじゃない。
FDAが許可を出すまでに、
当初の予想より遥かに長い時間を要した訳も、
ひとつにはそんなことがあったように思える。

そんな背景があるからなのだろう、FDAでは、
「遺伝子組換えサケ」であることをきちんと明示することを義務付けるらしい。
「漠然とした懸念」のある人が、間違えて手にしたり、
知らないうちに食べたりしないようにするには最低限必要なことだ。

遺伝子組換え食物の現実をみれば、
大豆やトウモロコシの90パーセント以上が遺伝子組換えであり、
パパイヤも多くが遺伝子組換え。
害虫や灌漑に強い遺伝子組換え稲などもある。
けれどもだからといって、
「そんな時代になっているのだから仕方ない」として、
「漠然とした懸念」を捨てたりしては絶対にいけない。

ものごとが、
良くない方向に流れ始めるのを最初に察知するきっかけになるのが、
この「漠然とした懸念」であるはずだから。


(飯村和彦)

newyork01double at 02:20|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | 地球環境を眺めると…

2015年10月25日

Young@Heartに、ルワンダからの客人



Young@Heartコーラスの練習に、
アフリカは、ルワンダからの客人が参加!
激しい民族抗争による大量虐殺等で、
心身ともに傷つき疲弊したルワンダ国民。
その再生に必要な方策を求め、
政府職員のガタバジさんたちはやってきた。




ルワンダ2
(photo:Kazuhiko Iimura)




「Young@Heartの素晴らしいところは、
お年寄りたちみんなが、
明るく元気に音楽を楽しんでいるだけでなく、
社会に大きな貢献をしているところ。
コンサートに訪れる人を愉快にさせるだけでなく、
罪を犯して服役中の受刑者の心も温かくしている」

ガタバジさんは、
ハンプシャー郡刑務所での練習にも参加した。
ルワンダに戻ったら、
Young@Heartコーラスが行っているような、
音楽プログラムをつくりたいと話す。

で、当然のようにルワンダの民族音楽を披露。
みんなからやんやの喝采を受けた。




ルワンダ3
(photo:Kazuhiko Iimura)




来週に迫ったYoung@Heartコーラスと、
受刑者コーラスとのコラボコンサート。
もちろん、ルワンダからの彼らも「参加」する…


(飯村和彦)

newyork01double at 04:02|PermalinkComments(0) 取材ノートより | マサチューセッツ州・Amherst

2015年08月18日

「常野物語〜蒲公英草紙」より




蒲公英草紙


「常野物語〜蒲公英草紙」(恩田陸)より抜粋

……………………
漠然とした不安は、いつも丘の向こうにありました。
声高に寄り合う男の人たち。
世の中はきなくさく、
何か殺伐としたものが
遠いところから押し寄せてきていました。
清国との戦争は、
海の彼方の国々がすぐ近くまで来て
我が日本の一挙一動を見張っていることを知らしめました。
小さな半島を巡って、
どろどろしたやりとりがが続いています。
ろしあが、いぎりすが、と
皆いきりたって拳を振り上げているのを見ると、
女たちは一様におどおどと表情を失います。

なぜわざわざ海を越え、
よその国に行って戦争をしなければならないのでしょう。
なぜ人のうちの物を欲しがることに
もっともな理屈をつけて偉そうに叫ぶのでしょう。
外国の脅威を語る人たちがいる一方で、
労働者が、資本家が、社会主義が、
と何やらその三つの言葉が
組み合わせを変えてあちこちで叫ばれていました。
かと思えば汚職に、猟奇的殺人に、
と次々に懲りずに衆目を集めるような騒ぎが湧いてでます。

……………………

赤ん坊が泣いています。
数日前に、広島と長崎に立て続けに落とされた新型爆弾は、
街を根こそぎなくしてしまったそうです。
市民のほとんどが死に絶え、毒がばらまかれ、
今後五十年は草も生えないだろうと噂されていました。

そっと重い身体を動かし、夕焼けの中を歩いてみます。
あちこちに呆然と座り込んでいる人達の姿が見えます。
今日、私は、そしてみんなも、
初めて陛下のお声を聞きました。
みんなでじっと地面を見つめて、
身動きもせずにそのお声を聞いたのです。
空は澄み切って高く、
よく晴れた一日が終わろうとしています。

彼らはどこにいるのだろう。
私は光比古さんの大きな瞳を思い出していました。
彼らは今、どこにいて、どんな気持ちであの陛下のお声を聞いたのだろう。
私は今、とても光比古さんに会いたくてたまりません。
今こそ彼に会いたいのです。

今でも私ははっきり思い出すことができます。
新しい世紀、海の向こうのにゅう・せんちゅりぃに
胸を躍らせていた多くの人々を。
私たちの国は、
輝かしい未来に向って漕ぎ出したはずだったのです。
けれど、日本は負けました。
夫も、息子も、孫の父親も死にました。
残っているのは飢えた女子供ばかりです。
これからも日本は続くのでしょうか。

この国は明日も続いていくのでしょうか。
これからは新しい、素晴らしい国になるのでしょうか。
私たちが作っていくはずの国が本当にあるのでしょうか。
私は光比古さんに会いたくてたまりません。
あの時、
光比古さんが私にした問い掛けを、
今度は彼にしたいのです。

彼らが、そして私たちが、
これからこの国を作っていくことができるのか、
それだけの価値のある国なのかどうかを
彼に尋ねてみたいのです。

……………………



newyork01double at 01:53|PermalinkComments(0) 気になるBOOKs 

2015年08月02日

「家」をもっと大事にできたらいいのになあ


見たところ、まだ古いとはいえないような、
どちらかといえばまだ新しそうな家の解体工事。
家を壊して更地にしたうえで「宅地」として売りに出されるらしい。

多少ステレオタイプな言い方になるけれど、
多分これが「日本的」な不動産(土地や住宅)市場のありようなのだろう。
実にもったいな話だ。



解体工事



ちなみにアマーストの我が家は45年前に建てられた木造住宅。
これまでに5〜6人オーナーは代わっているが、
住宅そのものの価値はほとんど変わらない。
経済が上向き、住宅需要が高まれば、家の値段は上がる。
その際に、家の新しい古いはあまり関係ない。

より考慮されるのは、築年数よりも家の状態。
きちんと手入れされ、いい状態を保っている限り、
家そのものの価値が下がることはない。
逆にキッチンやバスルームなどを改装したりすると、
古い家でもぐぐっと値が上がったり。

「新築」でなくなった途端、
驚くほど価値が下がってしまう日本とはまったく違う。

日米にはそれぞれいいところと悪いところがあるけれど、
こと住宅に関しては、
日本よりアメリカの方がフェアなような気がする。

もちろん、国土が狭い日本にあっては、
家より「土地」…なのだうが、多分それだけが理由じゃない。
かつて建てられていた長持ちしない「お粗末な住宅」の影響もあるだろうし、
多くの日本人が「まっさら」なもの好きというようなこともあるだろう。

でも、
やっぱり何をどういっても、もったいないものはもったいない。
ますます建築資材やらなにやらが値上がりしていくだけだ。
それでなくても日本のいたるところで「空き家」問題が発生している昨今、
ちょっと考え方を変える必要がありそう。

(飯村和彦)


newyork01double at 20:04|PermalinkComments(0) 東京story | 取材ノートより

2014年11月09日

訳もなく、ここは新宿・花園神社「酉の市」



仕事で東京。
特にこれといった訳もなく、
新宿、花園神社の前を通りかかったら、酉の市。
明日が「一の酉」(…とは知らなかったけれど)だから、
今晩が前夜祭なのだという。
境内には商売繁盛の熊手を商う露店が軒を並べる。
なんでも関東三大酉の市のひとつだとか…。




花園1




縁起物の熊手(縁起熊手)は、
鷲(わし)が獲物をわしづかみすることになぞらえ、
その爪を模したものだというが、じゃなんで「熊」なのか?

枯れ葉を集めたりするときに活躍する農具の熊手は、
熊の手のように爪が広がっているため「熊手」と呼ばれる。
そんな熊手だから、
幸運や金運を「かき集める」という意味を込めて、
商売繁盛の縁起物となっているというのはわかるけれど…




花園2




ならば少し調べようと思って検索をはじめたら、
大鳥神社(鷲神社)の祭神である日本武尊の話やら、
浅草酉の寺・長国寺の鷲妙見大菩薩の話やら、
仏教と神道では由来が違う…やらあれこれ。
とても短時間では「鷲」と「熊」の関係が明快にならない。
なので、もう少し時間のあるときに…ということで断念。




花園3




ともかく、酉の市の縁起熊手には、
「福徳をかき集める、鷲づかむ」との意味が込められている訳だ。
大きいものだと平気で5万円、10万円…の値段で売られる。
「つくるの大変なんでしょうね」
と、法被姿の露店のおじさんに聞いたところ、
「飾り物やら何やらを別々につくって、最後にまとめる」ので、
完成品にすること自体はそんなに手間じゃないらしい。

そんなかんなであれこれ眺めてみたけれど、
結局「縁起熊手」は買わずじまい。
もうしばらくは、福や徳は自分の手で…ということですね。
どこからか聞こえた、
手締めの打たれる威勢のいい音には心躍らされるものがあったけれど、
まあ次の機会に。




花園4


(飯村和彦)


newyork01double at 22:05|PermalinkComments(0) 東京story 

2014年10月26日

テロとの戦い。10年前といま、日本の姿勢は?



間違いなく、いま世界は深刻な事態に陥っている。
イラク、シリアで勢力を急拡大している「イスラム国」の存在。
そして、彼らの主張に同調する世界中の組織・個人。
特に後者にあっては、どこの誰が「テロリスト」であるのか、事が発生した後でないと分からないという現実が横たわる。
あるものは自らの信念から自爆テロを起こし、あるものは自らが今置かれている社会状況に憤怒しライフルや斧を手に暴挙に走る。

一方アメリカのオバマ大統領は、イスラム国への対応を巡り、22カ国の軍のトップをメリーランド州の空軍基地に集めて結束を呼び掛けた。会議に参加したのはイスラム国への空爆に参加しているフランスやイギリス、サウジアラビアなど。
この席でオバマ大統領は、「目標は、イスラム国が国際社会の脅威にならぬよう弱体化させ、最終的には破壊させることだ」と力説。イスラム国を壊滅するには、アメリカ単独ではなく「有志連合」の協力が不可欠という認識を示し、参加国も一致したという。

ここで登場した「有志連合」という言葉。
「有志」、つまり志の有るものたちの「連合」を意味するのだろうが、ではその「志(こころざし)」とはどんなものなのだろう。
さらに、このアメリカの呼びかけに日本は今後どのような姿勢で臨んでいくのだろうか。
安倍首相とその仲間たちが「選択」する「立ち位置」によって、これから先日本が向かいあっていくことになる「対イスラム国」「対テロ戦争」の様相が大きく変わってくる。

安倍首相の「選択」によって生じる「結果」。
その結果は私たち日本国民が受け入れられるものになるのか。もし受け入れがたい結果になった場合、安倍首相はどうのような「責任」の取り方をするのだろう。

と、ここまで考えて、ふとあることに気付いた。
約10年前にも似たようなことがあったなあ…と。
そこで当時の原稿を引っ張り出してみた。2004年2月に書いたものである。
内容は、小泉首相(当時)が、自衛隊のイラク派遣を決めたことに関する疑問だ。

考えを整理する意味もあり、改めて原文のまま掲載することにしました。
この10年間で、なにが変わりましたか?



星条旗たなびく?



…【以下、2004年2月3日、記】

『イラクへの陸上自衛隊の本隊派遣がいよいよ開始された。政治に翻弄された挙げ句の事実上の派兵。日の丸を背に迷彩服に身を包んだ隊員たちの胸中は複雑だろう。イラク国内が戦闘地域であるのは明白であり、そこに派遣されるということは、自らの命を失う危険性があると同時に他国人の命を奪う可能性もあるということを意味するからだ。
 しかし、先週の衆議院特別員会に於いて小泉首相は、自衛隊員に万が一のことが起きた場合、その『責任』をどうとるのかという民主党の前原誠司議員の質問に対し、「派遣された自衛隊員がその任務を果たせることを祈る」という内容の答弁を繰り返すだけで、不測の事態が発生した際の具体的な責任の取り方については一切口にしようとはしなかた。ときに薄笑いさえ浮かべながらのその答弁からは、日本の最高司令官としての決意は微塵も感じられなかった。

自衛隊のイラク派遣は小泉首相の判断であり、『選択』である。自分が行った選択の結果を引き受け、それに責任を持つのは当然のことである。この世に結果のでない選択など存在しない。にもかかわらず、小泉首相は頑なまでに責任の取り方を明確にしない。つまり、選択はしたがその結果については責任をとらないといっているのと同じである。
対テロ戦争は、どこに国境や前線があるのか、誰が敵なのかも曖昧な新しいタイプの戦いである。2年前、『9.11テロ』を検証する報道番組の取材で話を聞いた元FBI副長官のオリバー・レベル氏は、テロリストとの戦いの難しさについて「テロ決行の時間や場所などすべての状況をコントロールしているのはテロリストの方であり、特に自爆テロの場合は、実行犯が十分に訓練を積み、地域社会に潜り込み、時間をかけて計画を練り上げるので、その裏をかいてテロを未然に防ぐことは事実上不可能である」と語った。つまり、テロを防ぐための包括的な対策などは存在し得ないということだ。

自衛隊員が派遣されたイラクもまさにそのような状況であるということを、日本政府が正確に把握しきれていないであろうことは、国会での小泉首相や石破防衛庁長官による「サマワ答弁の混乱」を見ても明らかである。
さらには、イラクの大量破壊兵器問題を調査してきたデビット・ケイ前調査団長が、開戦時にイラクが同兵器を保有していた証拠はないと断言したことで、イラク戦争の大義にまで疑問符がついた現状を考えれば、自衛隊派遣の是非以前に、米英軍によるイラク戦争開戦を支持した小泉首相以下、政府の判断(選択)そのものが改めて問題になっているのである。「自衛隊が立派に任務を果たせるようにするのが私の責任だ」などと答弁している状況ではない。大義なき戦争を支持したかもしれないということの意味は、多くの罪のないイスラム教徒を大量に殺害した戦争、言い換えれば「テロに対する戦争」という名のもとに行われた“国際テロ”を支持したのと同じで、そこが問われているのだ。

ブッシュ大統領は「フセイン政権を打倒して世界はより安全になり、イラクの人々は自由になった」と述べているが、その彼の言葉がいかに空虚なものであるかは未だに戦闘状態が続くイラクやパレスチナの現状を見ればわかる。
小泉首相は日米同盟、国際協調はこれからの日本の平和と繁栄にもっとも大事だと力説するが、では彼のいうところの国際協調とはどんな国々との協調を意味するのだろうか?まさか米国とその同盟国だけを意味しているのではあるまい。これと似た疑問はブッシュ大統領や小泉首相が「テロに対する戦争」という言葉を口にする時にも沸いてくる。テロに屈してはならないというのは至極当然なことであるが、彼らのいうテロとは誰によるどんな相手に向けられたテロを指してのことなのか? 米国とその友好国に向けられるテロだけがテロだともいうのだろうか? 日本政府は米国が過去行ってきた多くの“テロ攻撃”に対してはどんな立場をとっているのか? 

我々はテロという犯罪そのものについて異なった視点から見つめる必要がある。国際司法裁判所が国際テロで有罪を宣告した唯一の国が米国であり(1986年)、米国だけが国際法の遵守を求める国連安全保障理事会の決議に拒否権を発動したという事実。これは1980年代にニカラグアが受けた米国による暴力的な攻撃(「力の非合法な行使」)に対する国際司法裁判所と国連の判断だった。ニカラグアではアメリカによるこの“テロ攻撃”で何万もの人が命を落とした。1998年にはスーダンの首都ハルツウムに米国は巡航ミサイルを撃ち込んだ。この爆撃でスーダンの主要な薬品の90%を製産していた製薬工場が破壊されたため、以降、今日に至るまで数万人もの命が失われていると報告されている。その多くが子供たちだという。彼らの家族にしてみれば米国こそがテロ国家なのである。サダム・フセインと米国が1980年代盟友関係にあったのは周知の事実だし、その当時サダム・フセインが毒ガスでクルド人を大量殺戮するという残忍なテロ行為を行ったのもまた事実である。
これら米国による数々の“テロ攻撃”の歴史については、マサチューセッツ工科大教授のノーム・チョムスキー氏の著書「9.11アメリカに報復する資格はない!」に詳しく述べてられているので是非参考にして頂きたいが、問題はこのような“テロ国家”としての米国の歴史を日本政府がどのように解釈した上で、その米国が掲げる「テロに対する戦争」に現在向き合っているのかが判然としないことである。

二日、宮崎県の高校三年生の女子生徒が内閣府に提出した、平和的な手段によるイラクの復興支援と自衛隊の撤退などを求めた小泉首相宛ての5358人分の署名つきの嘆願書に関連し、小泉首相は「この世の中、善意の人間だけで成り立っているわけじゃない」とした上で、学校の教師も生徒に「イラクの事情を説明して、自衛隊は平和的に貢献するのだ」ということを教えるべきだと語った。自衛隊派遣という重い選択をしたにも係わらず、その結果起こりうる出来事についてどんな責任をとるのか一切説明しない小泉首相に、学校の教師に対して自らの判断の正当性を生徒に説明させる資格があるだろうか。
「暴力の連鎖を断ち切るためには平和的な解決が必要だ」と考え、たった一人で5358人分もの署名を集めた女子生徒の方が、何が善で何が悪なのかをきちんと見極めている気がするし、彼女の考えに共鳴した多くの若者たちの方が小泉首相より自分の正義、うちなる倫理に忠実に生きるように思えてならない。

善か悪か…。その概念は、状況によって変化する例が一つでも見つかった瞬間に焦点を失うものだ。特に「戦争」や「テロ」においては視点をどこに置くかで善悪の見え方も違ってくる。今ほど注意深く物事を見つめる姿勢が重要な時はない』

(飯村和彦)


newyork01double at 12:25|PermalinkComments(0) 取材ノートより | テロとの戦い

2014年10月22日

夢のような紫色クレヨン!



こんなクレヨン、
あったらいいなあ…。

ドラえもんが、
あのポケットから取り出すような、
「夢のクレヨン」の話。


紫のクレヨン


「ハロルドと紫色のクレヨン」
…というタイトルになるのか。
ともかく、
この絵本、気に入っている。

ストーリーは簡単で、
欲しいものを紫色のクレヨンで描いいけば、
どんどん、
なんでも出てくる。

以下、抜粋。


絵の1


2の絵


3の絵


この話の面白いところは、
ストーリーが、
「線」で繋がっていくところ。

紫色のクレヨンで描かれる世界は、
途切れることがない。
次から次へと、
夢の世界が広がっていく。

一度、
手にとって眺めてみる価値あり。


(飯村和彦)


newyork01double at 07:09|PermalinkComments(0) 家族/ 子育て | 気になるBOOKs

2014年04月13日

一日限定「マリファナ(大麻)を自由に!」@Amherst



アマーストの街中で「マリファナ(大麻)イベント」
決められた公園の敷地内であれば、
本日だけマリファナが自由に吸えるらしい。




taima1




会場は「老若男女」でいっぱい。
60年代に活躍したであろうおじいちゃんなんかも多い。
出店にはマリファナのほか、工夫を凝らしたガラス製吸引機が並ぶ。
なぜか色とりどりのフラフープも…。




taima2




taima5




taima3




駐車場には、”らしい”デザインの医師たちの車。
まあ、もし体調を壊した人がいたら必要になるのだろう。




taima4




イベントの目的はというと、
「マリファナにまつわる思い込みや良からぬ評判を払拭して、
なんとか法改正に持ち込もう!」ということらしい。

(主催者のHPには以下のようにあった)

The event is held by The Cannabis Reform Coalition. Their mission is to dispel the myths, lies and stigmas surrounding marijuana and to reform the unrighteous laws that surround it, while keeping our name as the most active and the most chill RSO on campus.




taima6


(飯村和彦)


newyork01double at 06:59|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | 世界の風景

2014年02月28日

詩人「まどみちお」さん逝去



詩人「まどみちお」さん逝去。
104歳だった。
童謡「ぞうさん」は有名だ。

まどさんのお書きになった「百歳日記」
大好きな本で、必要なときに元気をもらえる、
「心のビタミン剤」…のような本だ。
そのなかから、数箇所、抜粋させて頂きます。




百歳日記



「何かというと嫌いだの、
ひどいだのと言ってはすぐに刃物を持ち出したり、
鉄砲を持ち出したりするようになることが
戦争の元々の原因になることが多いのだし、
それを大げさにするのが戦争ですから。
自分と反対だという人のことを、否定するのは自由だけれども、
だからダメだと言ってそいつに害を与えようとするのは、いけないことだ。
ただ、説得するのはいいことだというふうに、
いまの私は考えております。
生き物のすべてにいえることですが、
幸せというのは心が穏やかで和やかなときだと思います。
つらくて胸騒ぎがするようなときはお金や名誉があっても、
きっと不幸なのじゃないでしょうか」

「社会生活をする中で迷惑になるようなことは
絶対にいけないですけれど、そうでなければ、
見かけがちょっと悪いとかなんとなく人様にはいいづらいとか、
そんなことは問題にしないで、どんどん自分のやりたいことをする。
それが一番必要なことではないかと思います。
私はもう百歳ですがみなさんの可能性は無限です」

「百歳になるっていうことは、
百歳のいままでようやってきたなと過去を振り返ることでもあり、
これから先、
明日死んでしまうのかもしれないという現実を見ることでもあります。
どっちも見えているようで、そこには必ず涙ちゃんがいてくれる。
それだけのことでございます。
百歳はありがたい人生でした。
ラッキーな人生でした。
生かしてもらえた幸せに感謝しております。
本当にありがとうございました」

以上、「百歳日記」からの抜粋でした。
ご冥福をお祈りいたします。

(飯村和彦)


【追記】(本文訂正について)

当初、世田谷区立弦巻小学校の校歌について、
その作詞者を「まどみちお」氏と書きましたが、
正しくは「サトウハチロウー」氏でした。
我が家の子どもたちの通っていた学校にもかかわらず、
とんだ勘違いをず〜っとしていた訳です。
「世田谷線」さんからのご指摘で分かりました。
みなさん、どうも失礼いたしました。
したがって上記本文から、当該部分を削除いたしました。
(4月12日)



newyork01double at 12:28|PermalinkComments(0) 東京story | 気になるBOOKs

2014年02月01日

ボストン爆弾テロ事件で「死刑」求刑へ!



1月30日。ホルダー米司法長官は、
去年4月に起きたボストン・マラソン爆弾テロ事件で、
4人を殺害し多数を負傷させたとして起訴された
ジョハル・ツァルナエフ被告(20)に対し、
「死刑」を求刑する方針を明らかにした。

下の写真にある銃弾の痕は、
ツァルナエフ兄弟と警察による銃撃戦の際にできたもの。
当時現場をまわり、自分の目で確認できただけでも、
似たような弾痕が、少なくとも数十はあった。




dannkonn

(↑↓photo:Kazuhiko Iimura)

ボストン爆破テロ関連写真




この場所で、
ツァルナエフ兄弟の兄タルメラン容疑者は警察に射殺され、
弟のジョハル被告は、
その兄の射殺体に逃走車両で乗り上げ、
さらに数メートル引きずった後、住宅街へ逃げ込み、
あのボートに潜伏したのだった。

参考までに、
銃撃戦の現場に残されたおびただしい数の弾痕のほとんどは、
警察が発砲した銃弾によってできたものだった。

二つの爆弾が炸裂したあの日、
そして、ジョハル容疑者が確保されたあの日、
いったい何があったのか?
裁判での判決にあたってはその詳細がより明らかにされるのだろうか。

実行犯ツァルナエフ兄弟は、
テロ組織の後ろ盾のないロンリー・ウルフだった。
彼らが“いとも簡単に…”テロ行為を実行しえた背景とはなんだろう。
さらに、
卑劣なテロの犠牲になった人たちとその家族。
彼らは今なにを思い、
どんな時間を過ごしているのだろうか。


(飯村和彦)


newyork01double at 01:15|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | テロとの戦い

2014年01月11日

アメリカ記録的な寒波、凍りついた滝!



2014年のアメリカは記録的な寒波で幕開け。
ニューヨークをはじめ、各地で非常事態が宣言され、
シカゴなどでは、
海というか、湾内全体が凍りついたらしい。

もちろん、
マサチューセッツ州アマーストもその例外ではなかった。
雪の量はそんなに多くなかったけれど、
ともかく気温がね。
朝起きて外の寒暖計を見ると、

「あっ、きょうは−15度Cだ」

というような具合で、
ともかく空気が冷たくまさに耳が切れるような…状態。
だから当然空から落ちてくる雪は、
これぞパウダースノーという感じでサッラサラ。
細かくて信じられないほど軽いわけ。

冷たい風に吹かれると、勢いよく舞い上がり、
森の中や木々の彼方に吹き飛ばされていく。

そんな日が二日ほど続いたあとの1月5日午後。
(確か日曜日だったね)
「散歩にでも行く?」
「じゃ、池にいって滝でも見よう!」
ということになり、
息子と二人(娘と妻は外出中)スバルで出かけた。

池というのは「Puffer's Pond」
その池には、綺麗な滝があり、
夏には、絶好のマス釣りポイントになる場所だった。
我が家から車で約15分、
森の中の道路を抜けると、
そこには想像以上の「創造物」があった。

(ほとんど)凍りついた滝。
以下が、その写真。どうぞご覧あれ!




滝1





滝6





滝3





滝4





滝5




そして、(↓)は「凍った滝」の動画!






(飯村和彦)


newyork01double at 11:05|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | 週末だから!

2013年11月02日

写詩集「ダブル2」の日本語版、英語版が同時発売に!



やっと「ダブル2」(電子書籍)が、完成しました!
最後、難産でしたが、
日本語版、英語版が同時発売です。
いづれも以下の「amazon」のサイトから入手できますので、
どうぞ宜しくお願い致します。




ダブル2




日本語版(アマゾン・ジャパン)
「ダブル2 普通って、なんだ?」

英語版(アマゾン・ジャパン)
「double2 The Freedom to Dream」








オリジナル版「ダブル」に登場していた「僕たち」は、
12年後のいま、どうなったのか。
さらには、
そんな「僕たち」と同じ時間を過ごしてきた大人たちは?
子どもが成長すること。
それは、大人たちにとっても成長するチャンスだったばず。
そのチャンスを大人たちはものにできたのか、できなかったのか。
「悔いることが多いなあ」
「誇れることってあったか?」
「やれやれ」…いろいろです。

最初に「ダブル」が出版されたとき、
子育て世代以外で、いちばん熱心に支持してくれたのは、
女子中高生のみなさんでした。

そんな彼女たちもいまでは成人して、
「普通」ではない、ひとりひとり「特別な」女性になっているはず。
なかには母となり、
当時の「僕」のようなお子さんをお持ちの方もいるでしょう。
彼女たちの目に今度の「ダブル2」はどう映るのか、
大変興味深いところです。







この本は190ページほどのものですが、
半分が写真、残り半分が、短い「語り」です。
たぶん、楽しみながら、サクサクとページをめくっていけると思います。
改めて、
みなさまのご支援よろしくお願いします!


飯村和彦


newyork01double at 12:03|PermalinkComments(0) 家族/ 子育て | カッコイイ英語

2013年10月19日

アマーストを快走する胴長バス、運転手は?



アマーストの紅葉。
今年は、いつものように華やかではない。
原因は、ある日の午後の突風。
イチョウやらカエデやら樫の木の葉が、
「おおう、やっと黄色に、オレンジに…」
というとき、
数時間吹き荒れた風が、
色づき始めた多くの葉を吹き飛ばしてしまった。





紅葉2013





しかしまあ、そんなこともあるだろう。
いちいち目くじらを立てることでもない。
上の写真は、我が家の近くにある大きなカエデ。
毎年、紅葉の季節到来を真っ先に教えてくれる木だ。

さて、話は変わって「バス」のこと。
下の写真に写っている「長〜いバス」だ。
確か、
2020年東京オリンピック決定!にまつわるニュースでも、
“台場会場と都心を結ぶシャトルバス”という話で、
この胴体の長いバスが紹介されていたはず。




ロングバス1




アマーストでは、今年9月から導入された。
そもそも当地のバス網は良くできていて、
なんでも「世界有数」…らしい。
まあ、その“有数”の程度は判然としないけれど、
確かに、非常に使いやすい。
時間通りに運行され、おまけに料金は「無料」だ。
これ、アメリカではとっても珍しいことだ。

では、なぜそんな芸当ができているのか。
その理由は実に明快で、
「そんなバス網が必要だったから」

アマースト周辺には、有名な大学が5つ集まっている。
全米屈指の難関校、アマースト大学をはじめ、
ハンプシャー大学、スミス大学、マウントホリヨーク大学、
そしてマサチューセッツ州立大学(通称、UMass)。
すべて人気のある大学だ。
これらの大学は「ファイブカレッジ」と呼ばれ、
一定の割合で、
互いの大学の授業を受けられる仕組みがある。

で、この5つの大学を学生が行き来するために、
「優れたバス網」が「必要」な訳なのだ。

なかでもUMassは巨大で、学生数は3万人を超える。
そんな多くの学生に、
交通手段として「自家用車」を使われたのではたまらない。
いくら広大な土地の広がる地域でも、
5つの大学を結ぶ幹線道路や、
それぞれの大学のある街に車が溢れる。
そんな「自家用車問題」を避ける必要から、
「優れたバス網」ができあがったわけだ。

バス網の運営には大学が資金をだしている。
運賃が無料なのはそのためだ。
したがって、
本来は(=建前では)“大学生や学校関係者向け”なのだが、
まあそんな硬いこというなよ…、という訳なのだろう、
当然、一般市民も利用している。

で、冒頭に紹介した長い胴体のバスだが、
これって結構運転が難しいのでは…と思うのだが、さて?




ロングバス2交差点




交差点では、上の写真のような具合だ。
2両編成の電車が90度のカーブを曲がるようなもの。
「内輪差やら後方確認やら、運転に気を使うだろうなあ…」
と他人事ながら、あれこれ考えてたら、
車内に下のような、学生アルバイト募集広告が…。




募集広告




「運転手募集。時給:9ドル75セント(約970円)から」
仕事の性格の割には時給が安いのでは?
さらには、
学生アルバイトが公共バスの運転をするという事実。
これなんか、日本では考えられないことでは?
(日本では、間違いなく、あれこれ法規制がある筈)

「でもまあ、胴長バスはやっぱり別なんだろう」
などと思っていたら、まったくそんなことはない。
その数時間後、
胴長バスを楽々と操る、女子学生運転手を目撃した。




運転手




いやはや、逞しい。
というか、アメリカらしい。
というと、あまりにもステレオタイプなものいいになるが、
そうはいっても、やっぱりちょっと驚いた。
東京の郊外でもいい。
そんなところを走る胴長の公共バスの運転手が、大学生。
これって、想像できますか?
腕が良ければ大歓迎!おまけに賢くて低コストだし…
たぶん、それがこの地域の考え方なんだろうなあ。

(飯村和彦)


newyork01double at 02:28|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | 世界の風景

2013年06月06日

庭先の木はヤマボウシだった!



ずっと、「なんだろう…」と思っていた前庭にある木。
で、しばらくぶりにネット検索したところ、
「Kousa Dogwood」との名前だった。
普通のDogwoodなら見て分かるつもりなので、少し違う…のだろう。
ちなみにDoogwood(ハナミズキ)は、
キリストの十字架に使われたとされる木だ。

ならばKousa Dogwoodの日本名は…と思い調べてみてると…
「ヤマボウシ」とあった。
漢字では山法師、または山帽子と書き、
やはりというかなんというか、
「ハナミズキ」(アメリカヤマボウシ)の近縁らしい。




ヤマボウシ1




ちなみにヤマボウシの花。
4枚の花びらのように見えるのは花びらではなく、
花を包んでいた総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉の一種。
長さは3〜5僂農茲尖っているのが特徴。

近縁のハナミズキの場合は、
先がくぼんでハート型になっているらしい。
本当の花は4枚の総苞片の中央に十数個集まっているもので、
よく見ると、
4枚の花びらをつけた小さな花を咲かせているのがわかる。


ちょっと興味が沸いたので、
もう少しだけ「Kousa Dogwood」について検索してみると…


Kousa Dogwood, Cornus kousa, is an Asian flowering dogwood.
Kousa dogwood is good for the home landscape.
Originally native to Korea, Japan and china,
it has no serious disease or insect problems in the United States.
Kousa Dogwood blooms later than the native Dogwood、
and their blooms attract bees and butterflies.
The Kousa Dogwood also has fruit that attracts birds and squirrels.
Believe it or not, the fruit is edible to people.


この説明ではKousa Dogwood、
もとは韓国や日本、中国などアジアのものらしい。
害虫や病気に強く、花は蜂や蝶を魅了。
さらにその果実は、鳥やリスの好物で、
おまけに「人間が食べてもいい」
…という書き方ではないがまあそんなところ。
Believe it or not…




ヤマボウシ2




次にヤマボウシで調べると、
あれこれ説明があり、果実については以下のように説明されている。


果実は集合果で9月頃に赤く熟し、
直径1〜3センチで球形、食用になる。
種子は約3ミリで、
大きい果実には3〜4個、小さい果実では1個入っている。
果肉はやわらかく、
黄色からオレンジ色でありマンゴーのような甘さがある。
果皮も熟したものはとても甘く、
シャリシャリして砂糖粒のような食感がある。
果実酒にも適する。


ほほほー!
つまり、秋になると、
マンゴーのような味の果物が庭先で実る…ということだ。
いやあ、悪くないなあ。
山法師、いいじゃない。
なんでも調べてみるものだなあ…本当に。


(飯村和彦)

newyork01double at 12:27|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | 地球環境を眺めると…

2013年05月12日

大きなカメが庭にやってきた!



気分転換にカメの話を…。
きのう夕方のことだ。
隣の家に住むおばあさんが声を掛けてくれた。

「庭にカメが来てるよ。
毎年この時期になるとフィールド奥の池にいくから…」
さっそく庭にでてみると…いた。





kame1



亀2





結構大きなカメで、
甲羅の大きさが30〜40センチ、体長だと50センチ以上。
「Snapping Turtle」
日本でいうところのカミツキガメだ。
冬場は砂や泥、落ち葉や倒木などの下、
植物の根元、水辺に空いた穴などで冬眠しているらしい。

そのカメを出迎えているのが猫のリンク。
毎日わが家に遊びにくる近所の猫だ。
たぶん、というか間違いなく、
リンクは、年に一度庭を通り抜けていくカメを見つけては、
毎年同じように出迎え、そして見送っているに違いない。
彼女にとっても、カメの登場は季節の風物詩なのかも。





neko to kame b





ゆっくり休み休み歩くカメのペースにあわせて、
猫のリンクも同行する。
芝草の上、花壇の中、そして森の中へ。
先回りしたり、後ろに回ったり、
ときには心配そうに眺めたり。

で、カメが果敢に丸太を乗り越えて(これ凄かったなあ)、
森の中をガサゴソと進んでいるときだった。
猫のリンク、
一度だけ左前足の先でカメの甲羅を「トン」とたたいた。





猫の手





「よう!」なのか、
「大丈夫?」なのか、
「頑張れ!」なのか…。

まあ、好奇心旺盛の猫のことだから、
どうしても我慢できずに一度だけ狄┐辰討澆拭蹇
というのが本当のところなのだろう。
ともかく後にも先にも、
リンクがカメにちょっかいを出したのはそのときだけ。

30分以上かけてカメが森を抜けてフィールドにでると、
猫のリンクはお役御免とばかりに、
とことこと小走りに彼女の家に帰っていった。

一方カメの方はといえば、まだまだ道半ばである。
池があるのは広大なフィールドの反対側、
距離にして200メートル以上先だ。
芝やら露草やら白つめ草やらタンポポやらの中を
カメ、懸命に歩いた。

20〜30メートル歩いては1〜2分休憩のペース。
休憩中は頭を草の上に突き出して目玉をぎょろり。
もしかすると、池のある方向を確認しているのか…
まあ、そんなこんなで約1時間。
カメ、無事にフィールドを猜發ぬけ″、
森の中にある静かな池に到着したのだった。





kame&noa2
[いい週末だ…息子とカメ]





参考までにこのカミツキガメ、食性は雑食。
昆虫でもカエルでも藻でも茎でも何でも食べるらしい。
繁殖形態は卵生。産卵の時期は5月から6月。
一回に20〜40個の卵を産むという。そして75〜95日で孵化。
で、次がとっても興味深い。
発生時の温度により、
性別が決定(温度依存性決定)するという。

20℃で、メス
21-22℃だと、オス・メスどちらか
23-24℃だと、オス
25-28℃だと、オス・メスどちらか
29℃で、オス
そして、
30℃以上の環境下に4日以上さらされた卵はメス。





野原の亀





本当なの…とも思うけれど、
生物学的調査の結果なのだろう。
でも、自然界では気温が一定ということはないから、
その辺のところはどうなっているのか不明。
発生時…っていっても、それは一瞬ではないだろうし…。
正確に知りたければもっと調べればいいのだけれど、
まあいいでしょ。
マサチューセッツで、カメ博士になる訳でもないし…。
ともかく、カメさんお疲れさん!
あれだけ歩いたんだ、
池の水、さぞや気持ちいいだろうなあ。





泳ぐカメ


(飯村和彦)


newyork01double at 06:03|PermalinkComments(0) マサチューセッツ州・Amherst | 週末だから!

2013年04月04日

SUBARU(スバル)、よく頑張ってるなあ!



アメリカ自動車業界が好調だ。
たぶん、そういっていいんだろうな、と思う。
車の運転をあまり得意としない自分には、
ある意味どうでもいいことだけど、
経済の在りようを知るうえでは、
大切な要素の一つだ。

きのう発表された、
今年3月の全米での自動車販売台数(対前年3月比)を見ると、
アメリカ自動車メーカーの数字がいい。

GMの6.4%増を筆頭に、
フォード5.7%増、クライスラー5.0%増。
一方、日本メーカーはというと、
トヨタ1.0%増、日産1.0%増。
ホンダが7.1%増で、なんとか気をはいた…。

とまあ…そんな内容のニュースが、
きのうきょう日本でもアメリカでも流れた。
ネットでチェックしたが、
NHKにしても民放しても、大方そんな報道内容だった。

けれども、
本当にそれだけでいいのかなあ…と思うのだ。
下(↓)は、本日(4/3)付けのニューヨークタイムズの記事。



NYT



「今年3月の伸びは2007年以降最高」
としたニューヨークタイムズの記事も、
内容的には先に記したニュース内容とほぼ同じなのだが、
その紙面に掲載されていた、
メーカーごとの車の販売台数を示す「表」に、
実に、興味深いデータがのっていた。

表の一番下にある「SUBARU(スバル)」の数字だ。
販売台数は36,701台で、GMの245,950台には遠く及ばないが、
前年3月期との比較では、なんと「13.3%増」と驚異的な伸び。
ホンダやGMの2倍以上の伸び率なのだ。
(追記…実はこれで16ヶ月連続で前年実績ごえ。今年1月は21.3%増だった)

確かに全体のシェアは2.5%で決して大きくはないが、
だからといって、
ニュースでまったく触れない理由にはならないはず。
電気自動車のステラや、
オバマ大統領肝いりのフィスカー(電気自動車。破産申告を検討中)など弱小ではなく、
スバルは、全米でネットワーク販売しているメーカーなのだから。

百歩譲って、
アメリカのメディアが触れないのはまあ仕方ない。
しかしだからといって、
日本の一般メディアがまったく触れないというのはおかしい。
スバルの何が、そんな売り上げアップをもたらしたのか、
少しでもいいからその点を伝えるメディアがないのが情けない。

寄らば大樹…で、
大きなところだけを見ているのなら、そんな記者はいらない。
米国でスバルの奮闘を見ていればなおさらだ。

もしかすると、
「いやあ、紙面の都合(字数)で…」とか、
「前に少し触れたから」とか、
「放送時間の問題で…」とか、
あれこれ言い分はあるのかな?
でも、所詮そんなのは言い訳、抗弁でしかない。

小さくても、スバルがきちんと勝負できている理由。

アメリカ自動車業界の全体像の中に、
そのポイントを入れられない訳がないじゃないか。
たとえひと言しか触れられなくても、
見る人はその先を読めるのだから。
そして、
たぶん多くの人たちは、そんなニュースを見たいのだ。
そこが知りたいのだ。

断っておくけれど、
なにも自分は、スバルのまわしものでもなんでもない。
去年の秋にもこのブログで、スバルについて書いたけれど、
だからといってスバリストでもない。

(飯村和彦)


newyork01double at 03:43|PermalinkComments(0) 取材ノートより | マサチューセッツ州・Amherst

2012年12月13日

見たまま、感じたままを、言葉に!



ハードディスクに保存している
写真の整理をしていたら、
とっても懐かしい一枚がでてきた。
↓の写真(ドリルの答案)は、
娘が6歳になったばかりの頃に書いたもの。
小学生の兄を真似て、
お遊びで国語のドリルをはじめたころだ。

設問は、
絵に合う挨拶の言葉を「選ぶ」ものなだろうが、
娘、そんなことは気にしない。
絵をみて、彼女なりに感じたことを、そのまま言葉にしていた。



万弥のあいさつ!



,はようございます。
△じゃましました。
おいしそう。
いいしかった。
イい修い任い襦
Δいってきた。(かえってきた)


どうだろう?
もしかすると「親バカ」といわれるかもしれないけれど、
私はこれを見たとき、
娘の書いたそれぞれの「言葉」に、めまいを覚えるほどに感動した。
決まりきった挨拶なんかには見向きもせず、
(多分、問題が何を求めているのか分からなかっというか、頓着しなかった)、
自分の感じたままを、
思った通りのことを、
そのまま言葉にしていた。

どれもこれも絵とぴったりの表現じゃない?

「これってタカラモノだ」
そう思ってすぐに、ドリルの紙面を写真に収めたのでした。
もちろん大きな花丸で120点!

あれからもう8年。
いまの娘、
もし選択肢がなかったら、どんな表現にするのだろう。
とっても興味があるけれど、
たぶん娘、ふふん…と笑ってお仕舞いかな。
まあ、それはそれでいいのだけれど。

(飯村和彦)



newyork01double at 20:36|PermalinkComments(0) 家族/ 子育て | ダブル秘話