2006年02月24日

祝!金メダル クールビューティ




クールビューティ、良くやった!
今朝のトリノオリンピック、
女子フィギュアスケートで、優勝した荒川さんは見事だった。
大舞台で、
自分の力を「120%」発揮できる選手はそうはいない。
「日の丸」だとか、「日本代表」だとか、
そんなことではなく、
彼女自身のための滑り切ったことが意義深い。

久しぶりの我が休日。
天気は思わしくないが、上々の滑り出し。

ところで、
話はガラリと変わって、
映画「ミュンヘン」


ミュンヘン


長編でヘビーな作品だが、
この映画が描いている「事実」は、ことのほか重い。
このブログでもかつて、
テロと「憎しみの連鎖」について言及した。

この悲しくて辛い連鎖を、
誰かが、いづれかの時点で断ち切らなければ、
テロはなくならないだろうし、
いわれのない戦争を止めることもできない。

けれども、
理不尽に家族や仲間を殺された人間の心にあっては、
憎しみは「尊び」であり、「正義」にもなる。
さらにそこへ、深い宗教心が重なると、
テロ行為さえも正当化されてしまう。

制御不全に陥った感情。
祖国に身を捧げることの意味。

戦争反対! テロ撲滅!
と政治的に叫ぶことは簡単だが、
これに人間独特の「感情」が絡まると、
現実は理想通りには進行してくれない。

これが人間の人間たる所以なのだろうが、
人間の[弱点」でもあるような気がする。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 11:29|PermalinkComments(17) 気になる映画 

2006年02月23日

カリブの海…セント・トーマス[世界風景]




石垣島に続き、
南の島の風景を…。
雨に祟られ、石垣島では美しい海を見せられなかったので、
その罪滅ぼし。



セント空撮


ところは、
数年前に訪れたカリブ海に浮かぶ島、セント・トーマス。

この島、やたらとデコボコしている。
坂道ばかりで、とても、ふぅらふぅら歩けない。
おまけに道が細いときている。



セント水中



ひと泳ぎした後、
ビーチに寝転がっていると、蟹(カニ)が歩いてきた。
薄い緑色で、甲羅が握り拳2つ分ぐらいの大きな蟹。
ヤシ蟹かなぁ…と思い、
近くにいた地元の黒人のお兄さんに名前を聞いてみた。
すると、
「カニだ」、という。

僕でもそれが、エビやタニシでないことぐらいは分かっていた。
蟹でもどんな蟹なのかを知りたいのだ。
「そう? これメスガニさ。
ほら、ここにタマゴが見えるだろ? 食うとうまいゾ」

…違う、どうも噛み合わない。
しつこくもう一度、なんて名前の蟹だと聞くと、
やっぱり、
「カニ」だという。

一事が万事こんな島だ。
よりて、南の島は南の島。
全てが、極めて簡単に判断されていく。



セントバー



頭がポカ──ンとする陽気、かっかする太陽とカラカラの空気、
…にあってはそれが正常な意識を保っていく良策なのだろう。
南の島で、
イライラしていたら気が狂う。



セントロング



波打ち際には、青いセイルを畳んだ白いヨットが泊まっていた。
マストのてっぺんにはペリカンが一匹、
長い嘴を潮風にあて、のんきな顔でのんきな海を眺めていた。
長いこと、同じ場所で羽を休めているペリカン。

いつもの所、とか、いつもの場所で、とか、
いつもの通り、とか、いつもながら、とか、

人間にはとても耐えられないけど、
ペリカンたちにはその「いつも」がとっても都合がいいらしい。
人間よりペリカンたちの方が、
生きていくことに関して、一枚上手なのかもしれない。



セント水鳥



少なくとも、
「時間の流れ」に怯えているようには見えなかった。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 11:48|PermalinkComments(10) 世界の風景 

2006年02月22日

大仏の手に、歩くラッパ




久しぶりに、
息子が撮影した写真のなかなか…
今回の作品もなかなかいいゾ!



手と手(?)

手の影と足の影



息子が好きな「影」の写真だ。
自分の手と、ミルキーの手? 足? …尻尾かあ。




ラッパが歩く!

ラッパのようだ



エリザベス・カラーをつけていたときのミルキー。
その影が「らっぱ」のようで可笑しい。
白黒にしたのも息子のアイディア。




でかい目玉

巨大な目



相当いい。
この写真、色合いも構図も、父は好き!




旨そうだ!

えび



この手の写真は、
旨そうに見えるかどうかが命。
で、実際に旨かった!!!




手のひら

大仏の手



東京駅にあった、
奈良の大仏の「手のひら」
実物大らしい。

しかし、
どうして手のひらだけを、
切り取った形で置いたのかなあ…。

さて、
「カメラ小僧」の作品、
楽しんでいるので、とってもいい。
次回にも、乞うご期待!!


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 22:54|PermalinkComments(6) 息子が撮った写真! | 家族/ 子育て

「ダブル」が東京ウィメンズプラザに!




ダブル表紙2



去年出版した写詩集「ダブル」が、
東京・青山にある、
「東京ウィメンズプラザ」の図書資料に加えられた。
図書資料室の入り口付近に、
ポップ付で、飾ってある。

悪くないなあ…。

もし、青山に行くようなことがあれば、
ここで「ダブル」を読んで、眺めて下さい!
場所は、“こどもの城”の近く、
国連大学の隣…です。



rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 11:06|PermalinkComments(14) ダブル 

2006年02月21日

那覇でハリセンボンを食す!



国際通りの真ん中ぐらい、
巨大なアーケード街の一角に、
那覇・公設市場がある。
有名なのでご存知の方も多いはず。


公設市場


その鮮魚コーナーには、
地元でとれた色とりどりの魚介類が並んでいる。


南の魚


クチナシ(イソフエフキダイ)、グンルン(タカサゴ)、
ガーラ(アジ科)、マクブ(ソロクラベラ)、
アーガイ(ヒブダイ)………その他。


で、ここの特徴は、
「食いたいなあ…」
と思った魚を選んで買うと、
近接の食堂で料理してもらえること。


料理します!の表示



中国や台湾などでも同じように、
「選んで食べる」ことができるが、ここもそれがウリ。

そこで、
「ハリセンボン」を食べてみることにした。
沖縄では「アバサー」と呼ぶ。


ハリセンボン


フグと似たような味らしい。
から揚げにするといいと教えられたので、
「じゃ、そうして!」
と頼む。

他には、魚では「ハタ」、
貝では「シャコガイ」を選び、
市場のすぐ近くにある食堂へと向かった。


沖縄食堂


ハリセンボンのから揚げは、
フグより、幾分、身の味が濃いようで旨い。

ハタは、刺身と塩焼きにした。
シャコガイは刺身。
それぞれ、いける。

本来なら、ここに料理済みの写真があるのだろうが、
私のブログでは、なし!
とっとと食べてしまった。
事前に写真で学習してしまうと、
実物を見たときの「感動」も半減してしまうだろうし…。
と、これは、
写真を撮らずに食べてしまった“いい訳”だ(笑)。

ともかく、
数人でいくと、
色々な魚介類を安価で楽しめる!

rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 10:09|PermalinkComments(7) 取材先にて記す! 

2006年02月20日

早朝の石垣港




この30分後、激しい雨が降りだす。
我々は、
石垣島ら那覇へ移動…。




朝の石垣港




那覇では「ハリセンボン」を味わう。
そして、
夜、やっと東京。

そのハリセンボンについては明朝…書きます。
疲労困憊。
では。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 22:57|PermalinkComments(4) 取材先にて記す! 

2006年02月19日

石垣島川平湾…束の間の光




ほんの束の間だった。
厚い雲の隙間から、薄日が差したのだ!
だから、
慌てて写真を撮った。


川平湾つかのまの光


一応、
石垣島の海の色を「想像」できるんじゃない?
川平湾だ。

しかし…


川平湾の雲と砂浜


束の間は、束の間…。
空には、また、不気味な雲が集まりだした。
すると、
「あっ!」
という間もなく、
ポツポツと、
白い砂に雨粒が落ちはじめた。

これだよ…。

一応、
同行していた石垣の人に聞いてみた。
「5月になると天気はどうなの?」
やはり、
実際にロケをする頃の天候は気になるので…。
すると、石垣の人は、
「ああ…5月ねぇ。5月ならこんなに長く、
雨が続くことはないねぇ」
と応えた。

…ほう、それなら…
とこちらが安堵していると、
石垣の人、
…思い出した、とばかりに言葉を加えた。

「でも、5月は梅雨の時期だけどねぇ…」

これだよ…。

ひとまず、
石垣島での事前取材は終了。
明日は、那覇から…。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 16:01|PermalinkComments(10) 取材先にて記す! 

サトウキビを丸ごと搾る!



「琉球酒豪伝説」の効果の程は、
まずまず…なのだろう。
昨夜、
たらふく…ではないものの、
それなりの量の泡盛を飲んだ。
で、
今朝、「普段通り」である。

さて、取材活動の方は順調。
その合間に、
サトウキビ「ジュース」を飲んでみた。


サトウキビ絞り


バリバリ…と皮ごと搾る!
これには、ちょっと動揺した。
苦いんじゃないの?


サトウキビ液


搾り出されたサトウキビのジュースは、
想像通りの緑色。
…で、飲んだ。
「青竹」のジュースがあるとすれば、
その苦味に砂糖の甘みが加わったような味である。

なんとうか、
そう旨いものじゃないなあ…。


石垣港2


さて、雨の石垣島。
気合を入れて、取材にでよう!
…と思ったのだが、午前中は「連絡待ち」…


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)



newyork01double at 09:05|PermalinkComments(8) 取材先にて記す! 

2006年02月18日

泡盛をたらふく飲む前に…



「泡盛」を飲む前に、一応ということで…
噂の「粒々」を服用してみた。

「琉球酒豪伝説」

沖縄県保健食品開発協同組合と、
琉球大学の共同研究により開発された健康食品だという。


くすり大きい袋


1包に、
「糖源驚(とうげんきょう)…緑」が5粒。
「融合ウコン…黄色」が10粒入っていて、
これを一度に服用する。(↓の写真参照)

糖減驚(とうげんきょう)は、
ギムネマシルベスター(イモ科の植物)、グァバ、
マンジェリコン(バジルの一種)という、
3種類の植物でつくられているという。

融合ウコンとは、
春ウコン、紫ウコン、白ウコンの3種類のウコンに、
他の生薬を配合したものだという。


ウコン粒


なんでも、
これを服用すると、
酒を沢山飲んでも、
「悪酔いしないし、残らない」…のだそうだ。
だから、
存分に!…酒が飲めるとも。

ということは、
結局のところ、体に良いことなのか悪いことなのか?
ともかく、
「泡盛」を“それなりに…”飲む(←仕事上の付き合いです!)前に、
一包分、服用してみた。
今晩一緒の“石垣人”は、間違いなく「酒豪」の方々だから。

さてさて、
どんなことになるのやら。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)

newyork01double at 17:11|PermalinkComments(10) 取材先にて記す! 

この島では途中下車できない!




もう、いい加減にしてくれ!
と叫びながら、
力なく、カメラのシャッターを切った。

小雨降る、
石垣島のマリーナ。


ヨット


何が悲しいって、
やはり、この曇天じゃないか。


クルーザー


けれども、
凄いというか、立派というか、
まあ、仕方ないのだろうが、
この天候でも、
多くの人が「離島めぐり」に出かけていくのだ。


港くもり


観光で、今週末この島を「訪れてしまった」人たちは、
当然、楽しまなければならない。
例え、雨だろうがなんだろうが、
それが目的で、それ以外に目的は何もないのだから。

途中下車はできない…のだ!


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 08:27|PermalinkComments(10) 取材先にて記す! 

2006年02月17日

石垣島、2日目も…




まさに、
日頃の行いの罰(ばち)なのか?
石垣島、2日目も終日…「どんより」

よりて、
海の写真は明朝に持ち越し。
明朝は、仕方ない…「どんより」でも写真を撮るゾ!

という訳で、
今晩も沖縄らしいコンビニ商品を…
まずは、夜食の「お菓子」


お菓子


左が「ちゃーがんじゅう」
品名は、よもぎケーキ…とある。

右は「うっちんカステラ」
これはその名前の通り、
カステラ。

で、↓は炭酸飲料。


ドクターペッパー


ご存知、「ドクターペッパー」
実は、私、この炭酸飲料が訳もなく好き。
薬品臭さ(?)が、なんともいいのだ。
最近、
東京ではあまり見かけないのは何故だろう?

……………………………………………

さて、話は西表島に生息する
イリオモテヤマネコに飛ぶ。
特別天然記念物として保護されている、
あの「猫」である。

世界中で八重山諸島の西表島だけに分布し、
体重は4 kg前後で、暗褐色の体毛が特徴。
主に「夜間に活動する」が、
木登りや泳ぎも得意だという野生の猫。

この「イリオモテヤマネコ」が、
今、交通事故の犠牲になっているのだ。
上記した「夜間に活動する」故、
道路に飛び出したとき、
車にはねられて、命を落としてしまうらしい。

それでなくても、
現在、生息数は100頭以下と推測され、
絶滅の危機が高まっているのに…である。
なんとも、切ない話じゃないか。

………………………………………

…ということで、
石垣島の「海」は、
明日に期待を…。
沖縄滞在も、「残り3日」


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)



newyork01double at 21:48|PermalinkComments(4) 取材先にて記す! 

やはり、石垣島…曇天




う〜む…。
石垣は、きょうも「曇天」である。
気を取り直して、
さあ…仕事だ!


曇り


日がさしたら、
美しい波の写真でも撮りましょう…。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)

newyork01double at 08:02|PermalinkComments(8) 取材先にて記す! 

沖縄・石垣島に到着!




なんたること!

取材で、
沖縄・石垣島に来たのだが…。


石垣島の雲


厚い雲、そしてボツボツ…と雨。
こうなると、その風景には、薄ら寒ささえ覚える。

仕方なく、
夜、ホテル近くのコンビニエンスストアへ向かった。
なにか、石垣島らしいものはないか…。
で、店内を見回して、
最初に目にとまったのが、↓のお酒のコーナー。


酒の陳列


なるほど。
東京のコンビニでは見かけない、
沖縄らしい、強めの「リカー」が並んでいる。
無論、「泡盛」も各種揃っている。

しかし、
それよりもっと目を引いたのが↓の缶詰。
ネーミングがいいよなあ…。


私、ポーク!


「わした、スパイシーポーク」
…ときた。
こうなると思わず、手に取りたくなるのが人情。
さて、
いったい、どんなものなのかというと…

「うちなーむん(沖縄産)の豚肉に、
沖縄久米島の海洋深層水からとれた塩と、黒蜜、
さらにピリッと辛い唐辛子を加えた、
ランチョンミート
とあった。
おまけに、保存料や化学調味料を一切使用していないとも…。

「カリッと焼いて、ジュワッとおいしい!」(宣伝コピー)

だから、みんなで、
「うさがみそーれ」(召し上がれ)
とのことだ。

なるほど…。
まあ、美味しいならそれはそれでいい。
……。
それよりなにより、明朝はパキッと晴れ上がって欲しいなあ。
青空が見たいゾ!


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 01:13|PermalinkComments(4) 取材先にて記す! 

2006年02月16日

猫のミルキー、版画になった!



ちょっとだけ自慢…。
息子の版画が、美術館で展示された。
図柄は、
当然のように、猫のミルキーだ!


乃亞たちのグループ作品


場所は、↓の美術館。
ルソーの絵画などが常設展示されている、
立派な美術館だ。


美術館



さて、↓が息子の版画。
猫の「ミルキー」と熱帯魚の「プラティ」らしい。
彫刻刀をはじめて握り、最初に彫った版画…である。


版画


おどけた表情をした、味のある猫になっている。
びっくり眼のミルキーか…。
あまり多く彫りこまず、「線」で描いてあるところは、
面倒臭がり屋の息子らしい。


作品多数グループ


この展覧会は、
小学校に通う子供たちの作品を集めたもの。
創造性に富んだ、素晴らしい作品が目白押し!

本来なら、
彼らの作品を、一点一点紹介したいところだが、
「ちびっこ芸術家」の権利を尊重し、
このブログへの掲載は控えた。

けれども、その雰囲気ぐらいは伝わった?
子供たちの作品は、
その視点もテーマも対象も…
実に興味深く、面白いものばかりである。


ranking←ひと押し!ご協力を!

(飯村和彦)

newyork01double at 10:18|PermalinkComments(15) 猫の話 | ダブル

2006年02月15日

無冠の帝王の「帝王」とは?




「タブロイド」という映画。
それなりの前評判だったが、
やはり、「映画」でしかなかった。


タブロイド



内容は、
センセーショナルなニュースがウリの「番組リポーター」が、
「スクープ」を求めて、
一人の収監者と取引を行い、
結果、重大な過ちを犯すというもの。

「幼児連続殺害事件」に関する情報に己を失った、
主人公の「番組リポーター」は、
情報と引き換えに、
メディアの存在理由である「正義」を放棄してしまう。

「なるほど、“映画”だとこんな展開にするのか…」

というのが、観ての率直な感想だった。
なぜなら、
現実に報道現場に身を置いている「真っ当なジャーナリスト」であれば、
映画の中で「番組リポーター」が下したような判断は、まずしない。

もちろん、この映画が、
「まともではない番組リポーター」を描いて、
センセーショナリズムに走るテレビ報道を、
痛烈に批判しているのは正しいし、理解できる。

けれども、
テレビ報道のあり方に警鐘を鳴らすのであれば、
少なくとも、
「まともなジャーナリスト」を主人公にして、
そんな人物でさえも、
センセーショナリズムの渦に巻き込まれると己を失う…、
という描き方をして欲しかった。

役者の演技が素晴らしかった分…、残念。

余談だが、
「無冠の帝王」
という言葉。
その帝王とは元来、ジャーナリストを指したものである。

それだけ、ジャーナリストの果たす役割は重いのに、
現状を見ると、「?」が付きまとう。
自分も含め、
改めて、その存在理由を確認する必要があるのは明白。


rankingひと押し、ご協力を!


(飯村和彦)


newyork01double at 12:06|PermalinkComments(10) 東京story | 気になる映画

2006年02月14日

笛吹き童子だ!




廊下から、
軽快なメロディが流れてきた。
見ると、
息子が、
鏡に向かって、「たてぶえ」(リコーダーと呼ぶらしい)
を吹いていた。


笛吹き童子


上体を軽く反らせ、足でリズムを刻んでいる。
その姿は、
サクスフォーンを奏でるジャズミュージシャンのようで、
それなりに様になっていた。

鏡を見ながら、
指の動きを確認していたらしいのだが、
完全に、「自分の世界」に浸っていた。
それがいい。

しかし、私が写真を撮ったことに気付くと、
恥ずかしがって止めてしまった。
大失敗である。
まあ、それでも息子は、満足気に笑ってくれた。
とってもいい。

彼が演奏していた曲は、
「茶色の小瓶」。
6年生を送る会で、
みんなで合奏するらしい。

ranking←ひと押し!ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 11:26|PermalinkComments(14) 家族/ 子育て | ダブル

2006年02月13日

大人には真似できない創造性




それを見たとき、
一瞬、言葉を失った。
そして、
無性に嬉しく、感心した。

6歳になったばかりの頃、
「ひらがな」を覚えた娘が、
あるドリルに書いた下記の文言である。


娘のあいさつ!


見ての通り、
設問は、
絵に合った「あいさつ言葉」を、
例示されている中から選ぶもの。

ところが、娘はといえば、
そんな例示などお構いなしに、
絵を見て、
自分なりに、勝手に! 
文言を書き込んだのだ。

どうだろう?
どれもが絵にピッタリであるばかりか、
驚くほど創造性に富んでいる。

「やるなあ…!」
そして、
「参った」

それが父親としての私の感想だった。
子供の能力というのは、
計り知れない。

実際、例示されている「答え」より、
はるかに「絵」の内容を明快に説明しているし、
それよりなにより、
大切な「感情」が伴っている。

当然だが、
この回答に私は「花◎」をあげた。

けれども、
今の教育現場にあっては、
“設問にきちんと答えていない”という理由で、
この答えに、「×」をつけてしまう教師がいるかもしれない。

それを考えると、
「怖い」
本当に、怖い。

文部科学省によると、
「ゆとり教育」にかわる新指導要領のテーマは、
「ことばの力」
だという。
さて、どんな教育が行われるのだろうか。

私と妻は、
娘が書いたこのドリルを大切に保管し、
「タカラモノ」としている。

いつでも“自分なりの答え”を堂々と…!

型にはまらず、
いつまでも、
そんな子供であって欲しいと思っている。

rankingご協力を…、お願いします!

(飯村和彦)


newyork01double at 11:19|PermalinkComments(28) 家族/ 子育て | ダブル

2006年02月12日

猫、抜糸して快調に!




エリザベス
(撮影:息子)



腹部の腫れも収まってきたので、抜糸。
勿論、
ミルキーにとっては忌まわしい限りだった、
「エリザベス・カラー」も外された。



回復だ!



とはいえ、患部はまだ、
小さな卵型に腫れている。
1週間もすれは、
しこりも無くなるし、腫れも引くというのだが…。



ポコンとふくらんで



で、当然、
ミルキーは気になる。
そして、舐める!
舐めて、舐めて、また…舐める!



舐めて



いくら舐めても、
「もう、大丈夫」と獣医師はいったが…。
さて、そうあることを期待しよう。
いま一度、
あの「エリザベス・カラー」を付けるとなると、
ミルキー、
かなり混乱するだろうから。

突然、邪魔なものが首に装着され、
外そうとしても外れないので、
仕方なく、その邪魔なものを付けた生活を開始して、
なんとか、食事も排便も…
その邪魔なものに慣れ始めたときに、
また突然、外されて、もとの生活に…。

「状況把握」ができない猫…、どんな心理なのだろう?


rankingご協力を…、お願いします!


(飯村和彦)



newyork01double at 09:38|PermalinkComments(13) 猫の話 

2006年02月11日

「奴隷狩り」と砂糖の関係

 


知っていそうで、
実は、まったく知らない。

今ある世界を、
別の角度で眺めると、
新しい地平さえ見えてくる。

この「砂糖の世界史」の興味深さは、
まさに「想定外」。


砂糖の世界史



身近な「モノ」を通して歴史を見る。
すると、
それまで見えていなかった世界の繋がり方が、
「あぶり出し」のように立ちあがってくる。

最近、よく耳にする「格差社会」という言葉。
この「砂糖の世界史」を読むと、
その言葉の“本当の”意味が、鮮明になる。

……………………………………………………
「砂糖のあるところに、奴隷あり」

「…上流階級の上品で洗練された文化や習慣も、
もっとも野蛮で、下品とみなされた、
黒人奴隷の犠牲の上に成り立っているのだ…」(本文より)
……………………………………………………

この本に目を通すと、
今、日本で行なわれている「格差」論議が、
いかに上滑りなものであるかが、良く分かる。
是非、一読あれ!

rankingご協力を…、お願いします!


(飯村和彦)


newyork01double at 08:03|PermalinkComments(8) 気になるBOOKs 

2006年02月10日

再び、マグロを求めて!




去年は、オーストラリアで、
「マグロの蓄養」を取材した。
10月に放送した素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日系列)
…見て頂いた方も多いはず。

で、今年も、
引き続き「マグロ」を取材している。

殺伐とした事件が多い昨今、
この手の取材をしている時は、
仕事をしながらリフレッシュできるのがいい。


南紀白浜


南紀白浜。
ロケを行うにあたっての事前調査だった。
しかし、曇天である。


マグロくん


上の写真は、養殖されたものだが実物大のマグロ。
体調3メートル弱。

この大きさのマグロを、
春から夏にかけて、各地の海で撮影する。


波


マグロと聞いて、
「そうだね、トロが旨いね」
という話ではなく、
「そうだね、かなり繊細な魚で、
生態も分からないことが多いらしい。実はさ…」
との会話が弾むような番組になるはず。

rankingご協力を…、お願いします!

(飯村和彦)


newyork01double at 10:20|PermalinkComments(6) 放送番組