2006年04月
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2006年04月15日
2006年04月14日
川端康成のストーカー小説
50年以上も前に書かれた小説である。
川端康成の「みずうみ」が、
雑誌「新潮」で連載開始されたのは1954年。
そして、1955年に単行本となった。
この本は、
今でいう「ストーカー」の心理を描いた小説である。
もちろん、
51年前の日本に、「ストーカー」という言葉はなかったろう。
さらには、
ストーキング行為に対する考え方も、
現在とは違うかもしれない。
しかしながら、この「みずうみ」は、
犯罪者としてのストーカーの心理を読み解く上で、
極めて「現代的」である。
美しい少女、女性を付回す主人公(=ストーカー)は、
「学校の教師」。
この人物設定からして、
「今」…に通じる。
つまり、
いつの時代にも、
「卑劣な犯罪者」、ストーカーは存在しているということ。
「文学」としては勿論だが、
ストーカーの犯罪心理の一端を知る、
「実用本」としても機能する。
興味のある方は、一読を…。
ひと押し、ご協力を!
(飯村和彦)
2006年04月13日
栃木リンチ殺人と警察怠慢
きのう、
新小学校1年男子が、将来なりたい職業について書いた。
そして、
その第2位が「警察官」であることに、
複雑な気持ちになったことも、書いた。
さらには、
そんな子供たちが、今のままの優しい心で、
「正義感」に燃えて警察官になってくれれば、
必ず、頼りになる組織を作ってくれるだろう、とも書いた。
そこで、
栃木リンチ殺人事件の判決である。
宇都宮地裁は、
「警察が捜査を怠ったことにより、被害者が死に至った」
として、19歳の若者の死が、
警察の怠慢捜査によるものだったとの判決を下した。
事件経緯を見れば、この判断が妥当であることは言うまでもないが、
裁判結果を聞いて、
今の子供たちが、
「新しい警察組織」を作ってくれる日を待ち望む気持ちが、
いっそう強くなった。
今の日本の警察は想像以上に歪んでいる。
事件は1999年、栃木県で発生した。
当時19歳だった会社員の男性が、同僚やその知人に、
2ヶ月間にわたって連れまわされ、
挙句、
首を絞められて殺され、コンクリート詰めにされた。
この間、被害者の両親は再三にわたり、
警察署に捜査を求め駆け込んたが、
その度に警察官は無視。
さらには、
「憶測に過ぎない」
「息子さんは、薬物を使っているのではないか」
等々、信じられない言葉まで発している。
一度ならず何度も、
被害者を救える絶好の機会もあった。
けれども、
警察は理由をつけては捜査を怠り、
結果、被害者を見殺しにしたのである。
このような事実経過があるにも係わらず、
裁判で警察は、
「犯罪者の手から息子を救い出して欲しいとの要請は、
両親から受けていなかった」
とウソの弁明に終始した。
人ひとりの命よりも、自分たちの組織が大事なのである。
いざというと時、
ぎりぎりの判断を迫られた時、
警察は、市民の命や安全より組織防衛を優先する、
その見本のような話である。
情けなくて言葉もでない。
日々、街の安全のために全力で目を光らせている警察官も大勢いる。
そのことは否定しない。
けれども、
そんな彼らでさえ、
いざというときには、「組織の論理」に抗えないのではないか?
幼少の頃に抱いた「正義感」があるのなら、
その思いを最後まで「個」として全うして欲しい。
歪んだ組織を改めるには、
勇敢な「個」が集結するしかないのだから。
(飯村和彦)
2006年04月11日
2006年04月07日
2006年04月05日
最初に死ぬのは父さんだ!
「見る見るうちに…」、とはこのことである。
なにがといえば、
日々、大きくなっている、
プラティの子供たちのことだ。
生後2週間。
最初、
糸切れのようだった体形も、
既に、魚のそれになっている。
当初、「7尾ぐらいかなあ…」
と思って見ていたのだが、
個体が大きくなるにつれ、
観察できる尾数も増し、これまでに12尾が確認できた。
まだ、
カナダ藻の中に潜んでいるチビがいる可能性もあるので、
総数は、もう少し増えるかもしれない。
エサは朝晩2回、
パウダー状にして与えている。
当たり前のことだが、
早くも個体差が見られ、
仲間内で一番大きなものが、
その大きな口で、最初にエサをたいらげていく。
大きな口をしたデッカイ奴が、
断然早く成長する。
至極当然な話だ。
すると、
息子が、我が意を得た…、とばかりに「発言」した。
「うちの家族4人のうちで、
一番、最初に死ぬのは父さんだね」
なんのことかと尋ねると、
息子曰く、
「だって、家族の中で、
口が一番小さいのは父さんだから」
これには家族一同爆笑した。
確かに、私の口は他の家族のそれより、
最大に開けても、
指の太さでいえば、2本分も小さい。
納得である。
ちなみに、
プラティの子供たちは、
陶器の中で成長している。
↓の写真で、ミルキーの後方に見える青い陶器がそれ。
(撮影者:娘)
当初はミルキーの反応も心配だった。
水面に上がってきた魚たちを「パクリ!」、
なんてこともあり得るから。
しかし、彼女の場合、
興味深く眺めるだけで、ちょっかいは出さない。
動くもの全てに手を出す彼女なのに…である。
まあ、
ときどき首を突っ込んで、
「水」は飲む。
だから、
「事故」が発生する可能性は否定できないのだが…。
ひと押し、ご協力を!
(飯村和彦)