2007年03月
2007年03月29日
これ、子供の絵じゃないなあ…
些細なことなのかもしれないが、
やはり、引っかかる。
↓は、地下鉄車内で見たFIのポスター。
子供たちが、
「うちのパパ、運転ヘタなんだよね」
「じゃ、ドライバー替えれば」
との会話を交わしながら、
チョークでレーシングカーの絵を描いている。
そんな設定にしか見えない。
けれども、どう見ても、
↑のレーシングカー、
子供の絵ではないように思える。
間違いなく、
大人の「手」が入っているのでは?
宣伝広告上の「演出」なのだろうが、
日常的に、
子供たちの描いた絵を見ている「親」としては、
少々、嫌な気分になる。
子供の感性を宣伝に利用するのなら、
「本物」の感性で表現して欲しい。
大人の思惑(…端的にいえば“ウソ”)が、
優先されると、
ちょっとしたことで子供は傷つく。
例えば、
絵を描くのが苦手な、ある子がこのポスターを見て、
「僕と違って上手いなあ…」
という感想を口にしたとしよう。
その時、
このポスターを作った担当者は、
その子になんと返答するのだろうか?
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(飯村和彦)
2007年03月27日
安倍さん、「思慮深く」…無理?
国民投票法案、
正確には、
「日本国憲法の改正手続きに関する法律案」が、
今国会中に成立する見通しが強まった。
…というか、
強まってしまった!
何をやってもパッとしない安倍総理。
ならば…ということで、
せめて“自分らしく”国民投票法案を!
ということなのだろう。
しっかりした国民的議論など、
するつもりもないらしい。
支持率が30%しかない安倍内閣に、
どうして、そんな決断ができるのだろう。
あの「ナントカ還元水」の、
松岡大臣を辞めさせる決断はできないのに、だ。
そもそも安倍さんは、
小泉氏から、
総理の椅子を譲ってもらっただけの人物。
つまり、
“国民の信任”を得て総理になった訳ではない。
やはり、
一日も早く総選挙を実施して、
“思慮深い国民”の、
信を問うべきである。
(飯村和彦)
2007年03月25日
人類があと3年で滅亡するとしたら…
人類滅亡まで、あと3年。
もし、
そんな状況に置かれたら、
あなたは一体、どう生きる?
伊坂さんの作品を取り上げるのは、
二度目。
"7年後、巨大隕石が地球に激突。人類は死滅する…"
「終末のフール」は、
“人類滅亡”の発表から4年が過ぎた仙台が舞台。
人々に残された時間は、あと3年しかない。
もしそんな環境にあったら、
自分はどんな日常を送っているのだろう。
そもそも、
「日常」の概念も変質しているに違いない。
誰のために、生きるのか。
自分のために、生きるのか。
誰かのために、死ぬのか。
自分のために、死ぬのか。
「終末のフール」は、
作品自体を楽しむというよりは、
そんな環境に置かれた場合の、
“自分の行動を考える”、
いいチャンスを与えてくれる本だ。
ご一読を!
(飯村和彦)
2007年03月23日
ハマー、ストレッチリムジン!
ここ数年、人気のハマー。
以前、このブログでも扱ったが、
その「ストレッチリムジン」を…。
一時に比べると、
ガソリン価格は下落。
よって、
肩身の狭い思いをしていた(…のかなあ?)
ハマーに乗る方々も、
少しは気持ちが軽くなったはず。
けれども、
どう考えても、↑のような、
「ストレッチリムジン」は要らないだろう。
そもそも、
「ハマー」と「リムジン」がミスマッチなのだから。
じゃない?
やはり自分は、
ハマーを愛好する方々とは、
分かり合えない気がする。
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(飯村和彦)
2007年03月22日
ロックンローラーだ!
マンハッタンの街角で、
「自己表現」しているロックンローラー。
好きな写真の一枚である。
で、ふと思った。
「ロックンローラー」という表現。
これって、
もう化石化した言葉かな?
最近、
「俺、ロックンローラーなんだ」
なんて自己紹介する人、
あまりいないから。
みんな、「ミュージシャン」という言葉に、
含有されてしまう。
同じように、
「フォークシンガー」
という表現も、ついぞ聞かなくなった。
このところ、
フォークブームなのに、である。
話は違うが、
数日前の新聞に、
「歌声喫茶が、人気!」
という記事が載っていた。
この「歌声喫茶」についえは、
まったく体験がない。
よりて、
論評しようがないのだが、
その言葉の持っている響きは、
悪くない。
なぜか、吉永小百合さんが、
朗らかに歌っている風景が目に浮かぶ。
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(飯村和彦)
2007年03月20日
祖母の心の詩
95歳で亡くなった祖母が、
死の数日前に書いた詩が、
二編ある。
70年以上連れ添い、
その数年前に先立った、
祖父への思いが込められている。
その一
「幾晴霜
君の御胸に守られて
七十有余年
こよなく生きて」
その二
「初七日の夜
まどろむ我に
君の笑顔
とっさに消えて
無限の世界」
祖母が、
祖父をこよなく愛していたのが、
よく伝わる。
夫婦生活70年…。
一日一日、
一歩一歩、
人生は重い。
明日は、8歳の娘と、
墓参りである。
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(飯村和彦)
2007年03月19日
2007年03月18日
白人夫婦から黒人の赤ちゃんが…
No.37
Go to pieces
精神的にズタズタになる
Ex: She must have gone to pieces.
精神的にズタズタだったに違いない
家族や友人の死、病気、
また、
仕事や人間関係の悩み、悲しみ…などが原因で、
精神的に参る、弱る…という意味の表現。
白人夫婦から黒人の赤ちゃんが!
アメリカに住んでいたときの話である。
ニューヨーク在住のある白人女性が、
黒人の赤ちゃんを産んだ。
ところが、
彼女の夫は白人。
普通に考えれば、
黒人の子が産まれるはずはない。
ことの次第はこうなる。
その白人女性の夫はガンを宣告され、
死と闘っていた。
しかし、ふたりはどうしても子供が欲しかった。
抗がん剤治療をした後だと、
生まれてくる子供に、
何らかの悪影響がでる恐れがあると考えた夫は、
抗がん剤治療の前に、
自分の精子を“精子銀行(sperm bank)”に預けた。
一方、妻の方は、
夫の生きている間に、
どうしても子供が欲しかった。
そこで妻は、夫と相談して、
体外受精の道を選択。
見事に、ひとりの赤ちゃんを産み落とした。
ところが、
その子が、白人夫婦の間に産まれるはずのない、
黒人の赤ちゃんだったのだ。
自分が産み落とした子を見た瞬間の、
その女性の心中はどんなものだったろう。
She must have gone to pieces.
(精神的にズタズタだったに違いない)
しかし、この夫婦は、
すぐに、生まれてきた赤ちゃんに寄り添った。
ふたりは、その子を、
“自分たちの赤ちゃん”として育てはじめた。
その数ヵ月後、
夫は、治療の甲斐なくこの世を去った。
「人生の最後に、
自分の子供と生活できて幸せだった」
それが、亡くなる前の夫の言葉だった。
では、その一方、
精子銀行側は、なんと主張していたのか?
「私たち、精子銀行側に落ち度はなかった。
多分、その白人女性が、
夫の闘病中に、
黒人男性と関係をもったに違いない」
これが企業の理屈というものだ。
可能性がある限り、
最後の最後まで、
自分たちの方から非を認めることはしない。
酷い話だ。
生まれてきた命に寄り添えないなら、
生命誕生に係わる仕事をすべきではないのに。
(飯村和彦)
2007年03月17日
見苦しい松岡大臣の言い訳
No.36
Cop out
つまらない、理由にならない言い訳をいって止める
Ex: Oh! He copped out.
奴は、愚にもつかない言い訳をいって、逃げた(止めた)。
本来すべきこと、
または、やろうとしていたことを止める際に、
つまらない、
理由にならない言い訳をいって止めること。
また、仲間との約束を、
変な言い訳を使って破る行為など。
見苦しい松岡大臣の言い訳
松岡農相は16日の閣議後会見で、
光熱水費の内訳を証明するための領収書を、
「持っている」と述べた。
彼の言うところの、
『何とか還元水』
を購入した証拠なのか?
にも係わらず、現時点での内容説明については、
「法律で定められた以上のことをするのは、
判断がつきかねる」
として、改めて否定した。
冗談じゃない。
よくもまあ抜けぬけと…。
「詭弁を弄する」とはこんなことなのだろう。
まさに、
He copped out.(理由ならない言い訳を使って、逃げた)
当たり前の社会なら、
即刻レッドカード、退場処分のはず。
ところが、
現内閣、現総理には、
そんな“当たり前のこと”ができない。
安倍総理は、きのう、
恥ずかしい行為かどうかは、
「それぞれの受け止め方」
として、これまで通り松岡大臣を擁護した。
つまり、
安倍総理は、松岡大臣の行為を、
『恥ずかしい行為ではない』
と判断している訳になる。
信じがたいことだが、
それが現内閣内の倫理観なのだろう。
間違っても、
子供たちには伝えられない。
こんなことで、
「美しい国」が創造できるのか?
何が美しいものか、話にならない。
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(飯村和彦)
2007年03月13日
「奇跡」は、奇跡にあらず!
タイトルになっている、
「スノーグース」はもとより、
他の2編も最上の物語。
物事に真摯に向き合えば、
願いは必ず叶う。
多分それは、
「奇跡」などではなく、
必然に違いない。
さて、
ギャリコの作品では、
「雪のひとひら」が有名。
ご存知の方、多いのでは?
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(飯村和彦)
2007年03月11日
2007年03月10日
2007年03月08日
有楽町で見掛けたNY
有楽町の駅前は、
現在、再開発工事中。
↑の「ニューヨーク」(タイムズスクエア)は、
ビルの建設現場を囲む、
背の高い「壁」に描かれていたもの。
よくある写真なのだが、
場所が建設現場だけに、
良く見える。
というより、悪くないなあ…。
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(飯村和彦)