2009年03月
2009年03月23日
梅の「色」
「梅は咲いたか、桜はまだかいな…」
などといっている間に、
もうすぐ、桜の季節である。
ブログ更新を怠っていると、
大切な四季にさえ、乗り遅れる。
↓は、娘の描いた絵。
「梅」の木である。
花の色、素晴らしいでしょ?
いかにも梅だ。
堂々と記している「梅」という文字もいい。
いつだったか彼女に、
「もし死んじゃうとしたら、
最後に食べたいものは何?」
と質問したことがあった。
10歳の娘に対する問いとしては、
幾分、哲学的に過ぎるものだったが、
彼女は、
「梅干」と即答した。
我が家では毎年、梅干を作っている。
近所の公園で「収穫」した梅を、
妻が慣れた手つきで漬け込む。
その梅干のことだ。
スーパーで売っている甘ったるい梅干ではない。
想像するとパブロフよろしく、
じわりと口の中に唾液が溜まる、
梅干らしい梅干である。
と、ここまで書いてふと思う。
将来、娘にとって「母の味」とは、
やはり、あの梅干の味になるんだろうなあ…と。
………
悪くない。
とってもいいじゃない?
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(飯村和彦)