2011年11月
2011年11月03日
Amherst 季節外れの大雪! 数十年ぶりらしい…
「ここに住んで23年になるが、
この時期に、これだけの雪が降って、
これほどの被害がでたの初めてだ」
↑は、
道を挟んだ向かいの家に住む隣人のコメント。
まだ紅葉の時期で、
多くの落葉樹は、枝に沢山の葉を残していた。
そこに今回の大雪。
葉に降り積もった雪は、その重みで枝を折り、
幹も折り、木そのものまでをボキリと折り、倒した。
雪が降り始めたのは土曜日の午後。
それが翌朝まで続いた。
静かな降雪だった。
風はない。
文字通り、しんしんと降る雪で、その眺めは悪くなかった。
降雪の始まり
「明日の朝は綺麗だろうね」
そんな会話を子どもたちと交わして就寝しようとした頃、
室内灯が一旦消え、そして元に戻った。
そんなことが一回、二回。
で、三回目に灯りが消えたときは、元に戻らなかった。
停電。確か夜の10時半ごろだった。
仕方なく、家族みんな同じ部屋に集まり、
床に敷いた布団やらベッドに入った。
夜だし、停電だから、もう寝るしかない…。
ところが今度は、
「ミシミシ、バリバリ、ドドーン!」
木の枝が折れ、地面に落下する音だ。
そんな音が、二度三度四度…。
「この部屋、ヤバくない?」
息子の意見だった。
我々は一階の東端の部屋に寝ていたが、
その部屋の上に建屋はなく、大きな木の林立する森のすぐ隣。
すぐに、
「リビングに移ろう!」ということになった。
二階家の一階部分にあたるリビングなら、
大きな木が倒れ掛かっても、「まあ、なんとか…」
強い根拠のある対処方法ではなかったのだが、
まあ、そんな風にして眠りについた。
そして、翌朝。
↓が、数十年ぶり、
季節外れの大雪後の風景だ。
枝に積もった雪
雪の重みで木々が…
倒れた樫の木
眉毛の形に撓んでしまった木
大木が倒れ道をふさぐ
我が家の停電は、運良く日曜日の夜には復旧した。
ただし、火曜日の段階でアムハースト市内の約6割の世帯は停電のまま。
水曜日(11月2日)の今日段階でも、多くの家で電気が止まっている。
子どもたちの通う中学校、高校は、週明けの月曜日からずっと休校で、
木曜日も、そして金曜日も「休校」のまま。
スクールバスの(決められた)通る道のうち、
10のルートがまだ通行できない状態らしい。
尚且つ、電気などの復旧に時間が掛かっているのと、
上から落ちてくる可能性のある「大枝」に注意が必要なためもある。
多くの大木の枝には、「折れた大枝」が沢山引っかかったままで、
それがいつ頭上に落下してくるとも限らない。
確かに、我が家の周りにも何本もそんな木がある。
雪と紅葉
ともかく、
ものごとが落ち着くまでには、もう数日必要ということらしい。
紅葉と雪…。
風景は美しいのだが、生活への影響は大きかった。
そうそう、
10月31日のハロウィンは、来週の日曜日に「延期」になった。(そんなものなの?)
市役所からの連絡である。
子どもたちと「売れ残っていたカボチャ」には朗報…。
(飯村和彦)