週末だから!:「胎児の足跡?」東京story:チワワ誘拐!

2005年11月11日

NY’90:Motherという名の男



No.17
passed out
なーんにも覚えていない!
(飲みすぎて)完全にダウンした


ex: I passed out.

きのうの晩のことは、「なーんにも覚えていない」
という位、ブンブン酒を飲んでしまったときの表現。
朝、目覚めたとき、
頭がグルングルン回っているような時も、
I passed out yesterday. (=I hung over yesterday.)



仮設?2



Motherという名の男
“飲んベぇは、やっこ豆腐にさも似たり。はじめ四角で、あとはぐじゅぐじゅ”
“酒は飲むもの飲まれちゃならぬ。何はなくとも気で酔える”
正確かどうか定ではないけれど、よく口にしている愛すべき言葉。

ともかく、飲む。
アルコールであれば種類は問わない。

ジャック・ダニエル(Jack Daniels)というバーボンがある。
六本木のBARでこれをロックでオーダーすると、
グラスの下の方をかすかに色づける程度の量で、800円とか1000円。
ところが、
私が住んでいたアパート(マディソン・スクエア・ガーデンのそば)の近所にあった“Morry Mee Pub”だと、
グラスになみなみと注がれたバーボンの中に氷が収まっている、
という状態で3ドル50セント(日本円にして約500円)。

日本より安いのは当たり前なのだが、
グラスを手にしたときに“氷の重さ”ではなく、
“バーボンの重さ”を感じるというのは感動もの。
思わず嬉しくなってブンブン煽った。

で、たまにふと気づく。
「まるで麦茶を飲むようにバーボンを飲んでるなあ」
と。
こうなるとジャック・ダニエルも形無しだが、
まあ、所詮その程度の酒だと思い出し、また煽る。

Hudson River沿い、
West 21St.に「Ball」という名前の古めかしいBarがあった。
夏の、自転車に乗っているときだけ“風”を感じる、無闇に蒸し暑い日のこと。

Pier(桟橋)の特設ステージで毎年開かれる、
“Summer Rock Festival”を見た帰り、
誘われるように一軒のBarに入った。それが「Ball」。
夜7時過ぎ、まだ陽は高く、客はまばらだった。

自転車に乗っていた私は、
まず、それを置いて置ける安全な場所を見つける必要があった。
あっという間に、自転車が盗まれる街だから…。
すると、
一人の男が店の前の現れ、
「俺が見ていてやるよ」
と声をかけてきた。

「俺が見ていてやる」といわれても、
見ていてもらうような自転車でもないし、
また、大の大人が、
たかが自転車の見張り番をするというのも変な話なので、
最初は「大丈夫だから…」と断った。
だが、その男は、
「放っておくとなくなるぞ。大丈夫、俺が見てるから安心して飲んでこい」
と、あくまで自分が善意でいっているのだという様子。
そこまでいうのなら…と思い、
その男に“自転車の見張り”を任せ、
私は冷えたビールのあるバーのカウンターへと足を運んだ。



ペプシ2



「30年ぐらい前は、ハドソン川での船荷の積み下ろしも盛んで、
この店も繁盛していたんだが…」
などという店のオヤジさんの話を聞きながら、
かれこれ1時間、
“自転車の見張り番”の男が、カウンターに入ってきた。

「自転車は大丈夫だ」と男。

冷たいビールが喉に心地よく、気分も最高だったので、
とりあえず、その男にビールを1本、ご馳走した。
話を聞くと、店のオヤジさんの弟で、
“売れない!”コメディアンだという。

店に飾ってあった一枚のポスターを彼が指差した。
“星条旗を着た”彼が、おどけた表情で写っていた。古き良き時代の想い出だという。
すると今度は、「いいもの見せてやるよ」といいながら、
着ているシャツの袖を肩まで捲り上げた。

青い文字の刺青があり、
“Mother”
と記されていた。
「俺のことはmotherと呼びな」と彼。
もう、とうに50(歳)は回っていそうなその男は、子どもっぽい笑顔で握手を求めてきた。
ゴツゴツだが暖かい手だった。
改めて、Nice to meet you.

その晩、どうやって自分のアパートまで帰りついたのか覚えていない。
オヤジさんとMotherと3人ですこぶる旨い酒を飲み、
元気に、See you again!
と手を振り、Barを出たところまでは覚えているのだが…。
心地よい夜風の中、道端に転がっていたのかもしれぬ。
I passed out.

(飯村和彦)





newyork01double at 11:34│Comments(12) ニューヨーク | カッコイイ英語

この記事へのコメント

1. Posted by 美花   2005年11月11日 13:24
I passed out.
私がもっとも覚えなければならない英語かもしれません。
本当に良くあるんですよ。覚えてないことが(^^)
強くないくせに、飲むことが大好きです。でも、女性の酔っ払いを見ると「こりゃいただけない!早くまっとうなお酒愛好家にならなくちゃ!」と・・・反省する私です。
ですが、仕事と子育て(既に高校生だからほぼ完了しましたが)を引退したら、Janis Joplin みたいにサザンカムフォートを抱えて、お酒とブルースに飲まれて暮らしたい。なんてことも思います。(命は惜しいのでそどそどに調整しつつ)
2. Posted by かずき   2005年11月11日 13:31
私もお酒好きなんですけど、なかなかバーボン飲む機会がないから寂しいです。
独身の時はよく飲んでたんですけどね。もう今は飲めないかもな。。。恐ろしいくらいに passed out しそうで(笑)
3. Posted by 飯村和彦   2005年11月11日 13:48
実は、私自身も、
存分にバーボンを飲んでも平気だった頃が懐かしいです。
今は、怖くて挑めません(笑)。
これは年齢によるものなか、「気概」の問題なのか…。
とはいっても、
程々に「たらふく」という微妙な状態です。
4. Posted by れっきゅん   2005年11月11日 14:20
記憶を無くされても素敵な思い出が残りましたね♪

それにしても本当に東京は、物価が高いです!!
5. Posted by chiemi   2005年11月11日 16:15
今日の英語の勉強は楽しかったです!
早速、「小さな一歩だって、、、英語で会話」と題名をつけた、学生時代使っていたような可愛いノートに、書き込み!
一冊埋まる頃には、少し会話が出来るかな〜
6. Posted by さんぱつや   2005年11月11日 19:23
良いお酒でしたね。
羨ましい。
7. Posted by 飯村和彦   2005年11月11日 21:53
楽しい、良き酒を飲みながら、
素敵なノート(=もしかすると心のノート)
にフレーズを書き込んで…。
そうしながら、英語を覚えて知人ができて。
いやはや、飲酒はやめられませんね。
8. Posted by 小鳥ちゃん   2005年11月12日 00:28
さーて、飯村さんがニューヨークに来られたら、何軒くらいバーのはしごすることになるんでしょうかね。ちなみに、小鳥ちゃんはバーボンはあまり飲まないです。最近はもっぱらウォッカ系。自分専用に頼むやつがあるので。うふ。置いてない店があるとがっかりだけど。最近よく遊んでいますが、pass outするほどではないです。アトランタ在住時は、どうしても周囲にラテンな友人が多くて、ついついテキーラをあおってしまって、pass outしまくり(その割には、ちゃんと運転して帰ってたり・・・しかもきっちり駐車して)、という、アブナイ過去の持ち主です。もうやらないけど。
9. Posted by 飯村和彦   2005年11月12日 12:09
テキーラ…。
そういわれて、去年の悪夢を思い出しました。
かつてニューヨークにいた日本テレビのカメラマンと、
環七沿いにある、とっても小さなBARに行ったとき。
彼に勧められるままに、
「テキーラ+ビール」のカクテルを飲んだのです。
まあ、飲んでいる間は良かったのですが、
その後、彼と別れ帰宅。
翌朝気付いたときには、廊下に横になっていたのでした。
「父さん、何してるの?」
最初に発見した息子の丸い目は、忘れられないなあ。
10. Posted by 小鳥ちゃん   2005年11月12日 14:45
ああ、私も「テキーラ+ビール」やったことあります。いまはなきニューオーリンズで。座ってるときは全然大丈夫なんですよ、ね。一応、食前酒のつもりだったんで(その割にはさんざっぱら飲んでた)、レストランに行ったら、本当に皿の上に顔を落として寝てしまった。しかも、帰り際は戻し放題(ごめんなさい)。ほかにも、「塩+ライム+テキーラ」のショットは、調子に乗るとろくなことがない・・・
11. Posted by はっちゃん   2005年11月12日 16:06
最近は、ご無沙汰ですが、独身時代行きつけのバーがありました。

レトロな音楽がかかっていて、80才近くのおばあちゃんがシェイカーを振っている。本当に第二の我が家のように落ち着く店・・・

そのおばあちゃん、「あんたが結婚するときは、髪を結ってやるよ。」と言ってくれた・・

結局、嫁に行くころには、お店を辞めていて、実現はしなかったが、風の便りで元気に旅行三昧の生活をしているとの事・・・


すみません。また、関係ないことを思い出してしまいました。
でも、イライラしていた今日の私には、そんなことを忘れてしまう位、ホッとした気分になれました。ありがとうございますっ!
12. Posted by 飯村和彦   2005年11月12日 17:04
酒の「周辺」には色々なことがありますね。
楽しいです。
これだから、
「胃潰瘍」になったぐらいで、
やすやすと酒を止めたりできないのです。
…当然、治療中は止めてましたよ、一応。

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