週末だから!:「通販カタログ」(2)世界風景:メンフィスの夜…[アメリカ]

2005年12月12日

NY’90:マリファナ(葉っぱ)の一般性



No.24
Let’s party. (≒Live it up)
パッとやろうぜ!
もりあがろうよ。
(葉っぱやろうゼ。)


ちょっとした“掛け声”のようなもの。
例えば、友人のクリスマス・パーティに招待されたとする。
行ってみると既に、みんなワイングラス片手にガンガン踊っていた。
となると、“Let’s party”と一声。自分も勇んでダンスに参加だ。
また、ワルの間では、「葉っぱ(マリファナ)やろうゼ」
という意味でも使われる。
いづれにしても、
ちょっとワイルドになってパーッと楽しいもう!
というニュアンスの表現。



舗道にペイント



マリファナ(葉っぱ)の一般性

ワシントン・スクエア・パーク。
ニューヨーク大学のそば、ビレッジの中心にあるこの公園は、
Stand-up comedyの連中、バンド系の方々、
夢見る詩人、むやみに走り回るジョガー、ホームレス…などなど、
雑多な人たちが好き勝手に時間を使っている、
ニューヨークらしい公園の一つ。

ところが、この公園、
1600年代後半から1700年代初頭までは無縁墓地だったという。
当時、コレラや黄熱病で亡くなった人、約2万人が埋葬された。

さらに、1800年から1929年までの間は、
死刑囚の首吊り場だったのだ。
今でも北西の角に、首吊り用に使われていた木が一本、
不気味に(?)残っている。

さて、そんな歴史のあるワシントン・スクエア・パークだが、
歩いていると必ず!といえるぐらい、
ドラッグの「売人」が“声をかけて行く”。
この“声をかけて行く”というのが重要で、
彼らは、日本人らしき人物を見かけると、
すれ違いざまに「葉っぱ、葉っぱ」と、
日本語を発しては、そのまま通り過ぎていくのだ。

決して、
立ち止まって「葉っぱあるけど、どう?」なんてことはしない。
“一応”警官の目が光っているから…。
売人たちが、「葉っぱ、葉っぱ」と、
日本語を口にしているのも凄い。
日本人が、彼らのいいお客さんになっているという証でもある。



騎馬警察



ある日のこと。
アパートの一階ロビーで、闖入者を発見したことがあった。
黒のショルダーバックをぶら下げた30歳前後の男。
聞けばフランス人とのことで、
驚くことに、彼は“葉っぱの宅配サービス”をしていた。

顧客から電話が入ると、ショルダーバッグを肩に、
各々の家にマリファナを届ける。
なんでも宅配する街だとは理解していたが、
葉っぱの宅配サービスまであるのか…、と若干驚いた。
マリファナも一般的な商品に過ぎないということなのだろう。

ちなみにそのフランス人の顧客の中心は、
金融街で働く連中だといい、
曰く、ハイソ(high society)の方々だという。
麻薬やっていて、ハイソもなにもないだろうが、
まあ、公園の“声かけ葉っぱ”じゃ、
彼らのプライドが許さないのだろう。

アメリカ政府の「麻薬撲滅!」の掛け声は、
街の連中には“Let’s party!”と聞こえているのかも知れない。

(飯村和彦)





newyork01double at 09:37│Comments(18) ニューヨーク | カッコイイ英語

この記事へのコメント

1. Posted by 小鳥ちゃん   2005年12月12日 11:45
やっほー、一番乗りだ。

確かに金融街で働くエリートビジネスマンたちにとって、マリファナは珍しくもなんともないようです。宅配で買うのは、それだけリスクが少ないから。NYの法律では、公の場では吸うのも売買も違法ですが、個人の自宅ならとやかく言われないからです。

実は小鳥ちゃんの以前のルームメートは、毎日もくもく吸っちゃう「pot head」だったので、臭くて早々に引っ越しました。やっぱり宅配の人から買ってましたよ。

今はコカインも宅配です。こちらもマリファナに比べれば数は少ないですが、20代の子たちに多い。しかもちゃんとした大企業に勤めてるような子たち。会社から帰宅後ジムへ行ったりスポーツをした後に、コカイン吸ってから夜遊びにでかけるパターンが多いです。

タバコをはじめ、「吸い込み」系がまったく苦手な小鳥ちゃんとしては、なるべくお近づきにはならないようにしているところです。
2. Posted by れっきゅん   2005年12月12日 11:53
何でもそうだと思うのですが、「紙一重」的な部分があるのですね。。。
しかし日本人がいいお客になっている(思われている)とは、なんとも情けないことです!
3. Posted by うさぎ   2005年12月12日 14:56
葉っぱの宅配ですかぁ。日本に住む平凡な主婦にはかなり衝撃的です。でも平和だと思っていた日本も最近毎日の様に怖いニュースばかりが流れてきて気がめいっています。
4. Posted by nana   2005年12月12日 16:07
はじめてお邪魔いたします。
ブログを読んで現実の凄まじさを見させていただきました。
「葉っぱ、葉っぱ」と日本語で・・・・
それは、日本人がいい客という紛れも無い証拠ですよね。
そこでは、それが当たり前であり日常のようなもの
なのでしょうか・・・・・。
5. Posted by tamami   2005年12月12日 16:08
葉っぱの宅配耳にはしてましたがあるんですねぇ。BKではよく道の角で売買されてます。なので近所でポリスに御用となる人も多々いました。日本人の葉っぱ人口も増えているようなので(こんなの書いていいのでしょうか?)日本人はいいカモだと思われているんですかね。
6. Posted by 美花   2005年12月12日 18:33
私がクラブで遊んでいた当時(12〜13年前)にも“葉っぱ”
なるものはありました。
素敵な音楽があるのに そんなものでハイにならなくても!
音楽が好きでクラブに通っていた私は不思議に思っていました。

「葉っぱ」を好む方は皆さん同類ではありますが、旅行の恥は掻き捨て!的な考えと開放感から、旅先で「まいっか!ファッションだし。」というような方が一番怖いですね。

私はもっぱらお酒ですがこれも気をつけないと(^^)。・*★
7. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 19:11
>小鳥ちゃんさん
一番乗り、おめでとう&Thank you!
ドラッグはまずいよねえ、ともかく体がボロボロになる。
でも、村上龍さんの本に描かれているような人たち、本当にいるんだから参ります。…まあ、私が参ることはないか。
いづれにせよ、近寄らないことが一番ですね。
8. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 20:11
>れっきゅんさん
日本人(特に観光客)は、こういう点で無防備というか、 周りや自分が見えなくなるところがあるので、要注意です。
9. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 20:20
>うさぎさん
おっしゃる通り。特に若い人の麻薬常用がとっても大きな問題です。信じられないことに、最近では「小学校高学年」を対象にしたドラッグ対策教室が開かれているほどです。
警察庁も力を入れているようですが、北朝鮮を筆頭に、中国、台湾などからの麻薬(コカイン、覚せい剤)流入が止まりません。つまりそれだけ日本国内に「需要」があるということです。
10. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 20:22
>nanaさま
当たり前に売られているようですが、ともかく買わないことですね。己を律して…ということでしょう。
11. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 20:24
>tamamiさま
日本人がいい「カモ」にならないことを祈りますね。あるものの「堤」が決壊すると、他にも影響しますから。
12. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 20:30
>美花さま
そうそう、旅先での「まいっか、ファッションで…」
この感覚が怖いです。
日本人観光客の方は軽いノリでも、現地のドラッグディーラーたちは、決して軽くありませんから。甘く見ていると、痛い目に合います。
13. Posted by かえで   2005年12月12日 21:19
私は、喫煙でも嫌なのに。。と思ってしまいます。
いけないといいながら アメリカでは規制がゆるいのでは?
日本のタバコの自動販売機もやめてほしいですね。
先日、食事に行った時、禁煙席でしたが
すぐそばに 喫煙席があって、においがしてきました。
食事の場所で 暫くの間も我慢できない大人が情けないですね。。
たばこですら 規制してほしいのに 麻薬なんてもってのほかですね。なぜ麻薬に走るか、それが不思議です。
14. Posted by 飯村和彦   2005年12月12日 21:47
>かえでさま
同感です。若年層の場合、先にもありましたが、
「ファッション」や「ノリ」、「勘違いの格好良さ」
などが麻薬に手をだすきっかけらしいのですが、
なかには「受験勉強のため」などというのもあります。
嫌になるというか、情けないです。
15. Posted by アキラ   2005年12月13日 00:45
NYはちょっと歩くと別世界、みたいな印象があります。
そんなマンハッタンの南の方の中心地を僕は勝手にワシントンスクエアにしていました。
以前、NYに行ったときお世話になった人の間でこの話題になって、僕は絶対やめたほうがいいよ、と言われました。
もちろん、そんな気はなかったのですけれど。
きっとまだ年齢的に若いということだったような気がします…。
だからといってNYにこの次行ったときやろうと思っているわけでもありません(笑。
16. Posted by 飯村和彦   2005年12月13日 00:53
>アキラさま
「さわらぬ神に祟りなし…」です。もちろん、そんな気が毛頭ないことは分かっているのですが…(笑)。
17. Posted by yooj   2005年12月14日 16:01
麻薬なのに宅配なら法律違反にならないんですか??
明らかに人間にとってよくないものなのに
完全に規制できないのはすごく不思議です。
銃に関しても銃規制を反対する人がいるのは
理解できないのです。平和な環境にいるからでしょうか…
18. Posted by 飯村和彦   2005年12月14日 18:07
>yoojさま
コメントをくれた小鳥ちゃんも指摘してくれましたが、
「…NYの法律では、公の場では吸うのも売買も違法ですが、個人の自宅ならとやかく言われないからです…」
ということなのでしょう。
銃については、歴史的に「権力に対する市民の権利」という大義なのでしょう。嫌にまります。

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