世界風景:パリに、なぜか息子が…[フランス]「猫の王道」happy写真集:週末だから!

2005年12月15日

「狂気」から子供を守るには…



ともかく、隙を見せないこと。
非常に難しいことだが、
せめて、
親も子もそれを実践する「努力」が必要な時なのだろう。

このところ、
あちこちのブログで「子供の安全」が語られている。
とってもいいことだと思う。
まともな私たちが、
狂気に立ち向かうには、
「まともな意識」を総動員するしかないのだから。

それぐらい、「狂気」は手ごわい。



逆行、花



ある方(むーみん@ママさん)のブログにも書かせていただいたが、
私自身が実践している「狂気」対策は、
以下の2つ。

1)日中(特に子供たちの帰宅時間である14時から15時頃)、
  もし自宅にいれば、必ず散歩にでかける。
2)子供たちと一緒に歩くときは、「他人の視線」を意識する。

私自身、特に2)が、重要だと考えている。
まわりに注意を払うのに一生懸命になっていると、
知らず、
他人の視線(=不審者の視線)に対して鈍感になるもの。
本当の不審者(=犯罪者)は、
私たちの視界(もしくは「意識」)に入らないところから、
こちらを観察しているのが常だ。



横断歩道



また、想像するに、
この手の犯罪に走る連中は、
学校や地域コミュニティなど、
「組織」による系統だった活動を見ても、
まったく精神的負担を覚えず、
平気で犯行に及ぶような人間だと思う。

つまり犯人は、
学校の目、地域コミュニティの目が届かないところ、
いわば組織の「網の目の部分」をあざとく見つけては、
なんのためらいもなく、
子供に対して、牙をむく。

そして、その犯行は、
犯人に思慮が欠けている分、
多くの場合「逡巡」がないように見える。

空を見つめた狂気…。

さらにいえば、
このような相手に対して、
組織は機能しにくい面がある。
なぜなら、
組織は、
常に「道理・理屈」の上になりたっているものだから。

だからこそ、一人ひとり、
「個」の力がどうしても必要になってくる。
狂気を払いのけるには、
組織の網の「目の部分」を埋め尽くし、
限りなく「面」に近い状況をつくりだす必要があるからだ。

「個」として出来ることはなんでもしよう!



紙うさぎ



子供たちのために、
私たち大人が、
狂気に尻込みする訳にはいかない。
なぜかといえば、

私たちの「未来」は、子供にしかなのだから。

(飯村和彦)





newyork01double at 00:05│Comments(21) 東京story | 家族/ 子育て

この記事へのコメント

1. Posted by ぷーみん   2005年12月15日 10:22
こんにちは。
>他人の視線の意識
本当にその通りですね。目から面に・・・大人がみんなそう意識することで、子供を狙った犯罪はかなり未然に防げますよね。

最近、我が子が学校まで通う道を、散歩してみました。
栃木の事件で画面に映った景色に似ているところもあり、同年代の女の子がいる我が家では、毎日子供の顔を見るまではほっとできません。
外に出る時は、「網の目の部分」がないか、気をつけて・・意識して目を配ろうと思います。そしてさらに、我が子を含めて、子供を守ろうという大人のネットワーク作りを広めていこうと思います。
改めて気付かせて下さって有難うございます。
2. Posted by tamami   2005年12月15日 10:30
毎日一番身近にいる親がまだ自分の身を一人では完全に守れない子供の安全を再確認しなければいけませんね。日本は安全だと断言できなくなってきましたから。
うちは息子ですが、娘さんのいるお宅はそれ以上に安全の確保が必要かと思います。私も外にでる時は今まで以上に子供に気を配ろうと思います。
3. Posted by TAKO母   2005年12月15日 11:39
>限りなく「面」に近い状況をつくりだす・・・
そのとおりですね!!
それができれば ずいぶんと犯罪もやり難くなるでしょうね。
少しでも協力できるようにしたいと思いました。。
悲しい事ですが・・・子供自信にも 自分を守る術を身に付けて欲しいと思います。
4. Posted by 美花   2005年12月15日 12:13
子供を持つ身としては「今の子供の安全をどう確保するか」と同時に、「将来・あるいは近い未来に自分の子供が犯罪に手を染めない人間に育てること」に関しても頭を悩まします。
事件が起こると、犯罪者と同時に犯罪者の親の責任が問われます。
私は、“子供が犯した罪の責任をその親が償う”必要はないと考えます。
ただし、親は“自分に責任の取れる”人間を育てる義務があると思うのです。とても難しいことですが、責任と誇りを持った人に育てるには、躾より愛が大切なのではないでしょうか。
私も周囲の視線に気を配りながら、わが子の視線の先をちゃんと見なければと深く考えました。
5. Posted by むーみん@ママ   2005年12月15日 13:47
昨日は貴重なご意見ありがとうございました。
私はただただ怒りを訴えているばかりで
きちんと犯罪者の心理を分析していなかった。
自分が出来ることをかんがえるばかりで、
それがどう役に立っていくのかも、
明確ではなかったのですが、
飯村さんの意見が凄く参考になりました。

こうやって、みなさんのブログで語り合い
「まともな意識」を総動員する。
そしてこのローカルなネットワークが
きっと役にたっていくだろうと信じて
頑張っていきたいです。
6. Posted by むらちゃん   2005年12月15日 16:05
こんにちは。
以前、私のblogにいらしてくださいまして、ありがとうございました。
偶然見つけていらしてくださったとのことで、それをきっかけに飯村さんのblogを拝読させて頂いています。

最近の凶悪な犯罪の数々、息子2人の将来を考えると不安で胸騒ぎがすることがあります。
長男は来春小学生になります。
小学校に向けて、長男に見知らぬ人を疑うということを教えています。
本当は教えたくないことなのに危険回避の為、仕方なくです。
「まともな意識」は「狂気」のために、「まともでないこと」も子供に教えなければならない。
犯罪者に憤りを覚えます。
7. Posted by 飯村和彦   2005年12月15日 16:09
>ぷーみんさま
子供が通っている学校周辺の状況を常に把握しておくことは、とっても役立ちます。そのためには自分で実際に歩いてみることの他、子供たちとの会話を通して情報を得る必要もでてきますから、より深いコミュニケーションが図れ、実効性も高まると思います。
8. Posted by 飯村和彦   2005年12月15日 16:11
>tamamiさま
本当です。日本はどうなってしまったのでしょう…。
しかし、嘆いてばかりもいられません。
9. Posted by 飯村和彦   2005年12月15日 16:14
>TAKO母さま
そうですね、子供たちには申し訳ない「社会」になってしまっている関係上、彼らにも自分を守る最低限の「知恵」を持ってもらう必要があります。
「他人を信じるな!」…極論すればそうなってしまいますが、その按配を考えないといけませんね。そればかりだと、あまりにも不幸ですから。
10. Posted by 飯村和彦   2005年12月15日 16:18
>むーみん@ママさま
ここ数日、ずっと考えていたのでが、なかなか言葉になりませんでした。
むーみん@ママさんのブログが、私の思考を少し押し出してくれました。ありがとうございました。
まだ、考えていることの一部ですが、一歩前に進むんだことで、もっといいアイディアがでてくるでしょう。
そんなアイディアを、みんなで持ち寄れたら素晴らしいですね。
11. Posted by 飯村和彦   2005年12月15日 16:22
>むらちゃんさま
おっしゃること、理解できます。
本来であれば、「まともでないこと」を安全のためとはいえ、子供たちに強いるのは嫌ですよね。
矛盾を感じますが、「危険回避のため]と割り切っていくしかないかもしれません。
上手く説明できれば子供もきちんと理解すると思います。
12. Posted by hana♪   2005年12月15日 20:07
私の子供は小3の長女・小1の長男・年少組の次女の3人です。
長女が小学生になるのと同時に「知らない人に話しかけれられても、極力話さない。絶対についていかない」等というように話しています。
随分前の事ですが。近隣の市で誘拐犯はありとあらゆる手を使って子供を誘い、連れ去らおうとするので「こんな場合はどうする?」というシュミレーションをしていました。
内容は、知らない人が「君のお母さんが交通事故で入院したんだよ。私が連れて行ってあげるから一緒に行こう。君の事を呼んでいるよ!」という内容でした。私も早速子供達に聞いてみると・・長女「どうしたらいいのか解らない」長男は涙・涙・涙。日頃からこういう場合はどうしたら良いかなど子供と話し合っていないと、子供も危険回避できませんよね。長くなってすみません。こういう問題をblogを通して話し合える事は凄く良い事だと思います。大人が頑張らないと!!
13. Posted by りんりん   2005年12月15日 22:54
ポンを連れて歩いていると
「可愛いね。こんな可愛いこが危ない目に遭うなんて」と話しかけられます。
そして、会う人会う人に「人を見たら悪人と思え。モノはもらうな、話かけられても答えるな」って言われます。
私も、絶対に家族以外の人に気を許すなと教えています。
でも、こんなの嫌ですよね。

ポンの学校では、下校時間のスケジュールが配られます。
私は、5分でも遅れると外にでます。
登下校の道は、ボランティアの人が立っています。
ポンが一人になる時間は、ホンの1〜2分だけど、でも、同じ階の住人に・・・ってこともあったので、それでも不安です(汗)
これ以上、どう気をつければいいのか?って思います。
14. Posted by 飯村和彦   2005年12月16日 01:00
>hana♪さま
…日頃からどうしたら良いかなど子供と話し合っていないと、子供も危険回避できません…
まったくその通りだと思います。
親だけが必死になっても足りません。危険にさらされる可能性のある子供自身が、「どんな状況が起こりうるのか」を知っているのと知らないのとでは、まったく違うし、
その「意識」を子供に持たせることが出来るのは親しかいないと思います。
15. Posted by 飯村和彦   2005年12月16日 01:07
>りんりんさま
子供に対して親ができること。
それは、もしこうと思ったことがあれば全て、やるべきですよね。
りんりんさんの心境、痛いほど分かります。
どんな小さなことでも、
「これは…」と思うことがあったらためらうことなく実行すべきです。
大それたことではなく、小さな「意識」の積み重ねがいかに重要か…、
そんな思いをみんなが共有していけば、多くの悲劇は防げる可能性が高いと思います。
「一歩一歩、着実に…、かつ速やかに!」
ということなのでしょう。 
16. Posted by 小鳥ちゃん   2005年12月16日 01:14
「将来・あるいは近い未来に自分の子供が犯罪に手を染めない人間に育てること」という美花さんのコメント、自分にはまだ(というかこの期に及んでもう可能性はないと思いますが)子どもはいませんが、よく考えることのひとつです。

自分の幼少時代を振り返ってみて、「あのときのあの状況ってもしかして・・・」と、今考えると空恐ろしいことが何度もあった(もちろん親は知らない)ということは、もともといつの社会にも存在していた狂気が、今の時代になってどこかでタガが外れて犯罪事件と化しているような気がします。美花さんの「躾より愛」は、まさにその通りで、子どもが何でも親に相談できるようになるといいのかな、と思います。もちろんそれだけが解決法ではないのですが。
17. Posted by 愛犬家   2005年12月16日 09:16
皆さんよりも上の世代の子供を持つ親として、子供を取り巻く環境の違いに愕然としています。
見えない狂気から子供を守るために、親が子供に教えなければならない言葉「他人を信じるな」・・・悲しいけれどそれが今の現実なのですね。
なぜ今、そんな狂気があふれているのか・・・。不気味な連鎖、どれくらいいるのか分からないその予備軍・・・寒々とします。何としても子供達を、この狂気から守らなければと思います。
18. Posted by 飯村和彦   2005年12月16日 13:16
>小鳥ちゃんさま
…子供がなんでも親に相談できる関係。
これってもの凄く大切ですね。
つまり、その環境を作るには、親自身がきちんとしていなくてはなりませんから。
そして、その「きちんと…」は、子供にとって窮屈なものではいけない訳ですから…。
19. Posted by 飯村和彦   2005年12月16日 13:20
>愛犬家さま
愕然として、寒々しい「今」…。
悲しいけれど、現実ですね。
子供たちの「未来」のために、私たち大人が尽力する。
それしか、未来の子供たちに「不幸」が連鎖していくことを食い止める方法はないようです。
20. Posted by かえで   2005年12月16日 14:35
犯罪被害者、犯罪加害者そのどちらにもならにように・・
そう考えると、躾もそうですが 社会のあり方から考えないとと思ってしまいます。
私自身、ブログを書くようになってから思うことがあります。
TBです。まじめなTBももちろんありますが
アダルトサイトの多いこと。。その上TBの見出しだけでも
吐きそうなものが多々あります。
芸術か、エロか?てきな論議がよくありますが
どんなに 取り繕っても、芸術には見えがたい。。
週刊誌や 電車の吊り広告など、また、街中の張り紙など
あれすらも 撤去できず子供を守ることがほんとうにできるのか疑問です。
大人が作ってきた社会の犠牲に弱い者がなっている現実です。
タバコすら 止めれない大人なんてどうなんでしょうかね。。
21. Posted by 飯村和彦   2005年12月16日 15:58
>かえでさま
もっともです。
…大人が作ってきた社会の犠牲に、弱いものが犠牲になる。
空しいですね。
50年後、60年後…を考えたとき、私たちの多くは既にこの世にはいないでしょう。
その時代、社会全体を担っているのは、今の子供たちです。
その子供たちに、私たち大人が何を引き継いでいくことができるのか。
無責任であってはいけませんよね。
タバコについてもしかりでしょう。
かくいう私も今年の夏、胃潰瘍で倒れるまではタバコを吸っていたのですから、大きなことは言えませんが…。

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