血が足りない! クリスマス風景聖夜の灯り

2005年12月24日

死と闘う子供たち:世界風景…[ルーマニア]




虚空を見つめて…

虚空を見る





ルーマニアの子供たち。
彼らは、エイズと闘っている。
過去15年以上、
そんな子供たちの「生死」を、
数年毎に、見つめてきた。

冷戦下、
チャウチェスク独裁政権の政策…

「産めよ、増やせよ、それが国力だ!」

しかし、結果は
…貧困。
劣悪な生活環境。

栄養失調の子供には、「売血」が輸血された。
けれども、使われた注射針。
消毒なんてされていなかった。
そして、
幼い子供たちは、
エイズに感染していったのだ。

その数は3000人を超えた。






最期の闘い

最期の闘い





少女だ…
命の炎を最後まで…。
けれども。






永遠の眠り

永遠の眠り






丘の上には墓がある。
ここで、
幼い子供たちが、
静かに眠っている。






笑顔!

笑顔だ!






15年ほど前、
一人の日本人医師が、
エイズウィルスに感染、「完全発症」した子供たちを、
「生薬」で治療し始めた。

誰もが、
疑心暗鬼…。
けれども、
信じられないことが起こり始めた。

死んでいく子供たちが、
劇的に、減ったのだ。






元気に…

元気に!

(写真は全て、一緒に現地に赴いた、近藤篤氏によるものです)
「ザ・スクープ」 1996年11月30日 / 1999年9月11日放送 
番組バックナンバーを参考にして下さい






エイズウィルスに感染・発症していても、
「元気に!」
日々を送っている子供たち。

「メリークリスマス!」
…みんな、今、何をしていますか?

(飯村和彦)








newyork01double at 14:03│Comments(22) 世界の風景 | 放送番組

この記事へのコメント

1. Posted by apricot   2005年12月24日 18:30
ルーマニアの子供達にも
クリスマスの光と暖かい愛の手が
差し伸べられますように・・・

メリークリスマス

Apricot from Australia
2. Posted by hono   2005年12月24日 19:15
学校のお友達で旧ソ連のひとつだった国からの留学生がいます。彼女はPhotographMajorで、カメラマンになる勉強をしにきたそうですよ。
以前、彼女に彼女の知り合いが撮ったという写真を見せてもらったことがあります。
それは、内戦の写真。そこで、親を失い、それでも生きようとする子供の写真。子供が赤ちゃんを抱っこしている写真。「姉妹よ。親は亡くなったの」て、教えてくれました。
別の写真では、ちょっと大きい男の子が、小さいこの体を拭いてあげていました。他にも何枚も子供の写真があって、どれも、子供が笑っていて。
なんと言えばいいのか分らない、適切な言葉が見付からない。泣いたりするのも、間違いなんじゃないかと思って、必死に涙をこらえました。子供の笑顔はかわいいから余計、その悲しい状況が伝わってしまう。
ありきたりだけど、世界中の子供が幸福の中で笑っていられますように。本当にそう思います。
3. Posted by 『ゆる育ブログ』小柳   2005年12月24日 22:53
子供とカミさんはもう寝ました。

なんとなく世界中が静かな夜を迎えている気がするこの時
(いや、世界中が同時に夜になるのは有り得ないですけど)

僕も静かにしています。
4. Posted by さんぱつや   2005年12月25日 01:36
生きるために死を覚悟しなくてはいけない世界はまだ沢山あるのでしょうね。
本来、子供達の時間は無限にも感じられるほどあるはずです。
時間が、毎日が、死に向かっているものとなって子供達に襲いかかっているとしたら本当に悲しいですね。
エイズは一昔前の感じとは少し印象が変わって、成人病のような慢性疾患の様相を呈し始めているようですが、それでもかかって良い病気ではないはずです。
子供達を苦しめない社会があってこそ、この疾患が減少して行くのでしょうね。

日本もこれからどうなって行くのだろうと、ふと考え込んだりします。
5. Posted by tamami   2005年12月25日 10:08
衛生管理は本当に重要な事ですね。特に針は。身近なところだとタトゥニードルからの感染もありますしね。
何かの番組でエイズは人間が作り出した感染病だと放映されていました。それに加え、旦那も同じ事を言っていたのを覚えています。そして、完治する薬もあるのだと。噂なのか事実なのかはわかりませんが、実際マジック ジョンソンが長生きしています。
もし私の息子がエイズ又は思い病におかされていたら・・・私は生きる気力さえなくすかもしれません。
6. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 11:45
>apricot さん
みんなに、メリークリマス!!!
7. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 11:48
> honoさん
今、彼らのほとんどは、
本当に「元気」に過ごしています。
エイズ完全発症してから、
彼らほど、症状が改善して、
クオリティの高い日常生活を送れている子供たちは、
稀です。
その意味では、喜ぶべきことです!
8. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 11:50
>『ゆる育ブログ』小柳 さま
私も、きのうの晩からずっと、
静かな時間を過ごしています。
いいものですね。
9. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 13:48
>さんぱつやさま
子供たちの未来、「不安」が多いですね。
エイズについても、
カクテル療法など、効果のある治療を受けられるのは、ほんの一握りの国。多く国では、高額な治療費(薬代)、衛生面の不備、万が一、カクテル療法ができる状況になったとしても、きちんと薬を飲み分けるための教育問題など、状況が厳しいことには変わりないようです。
何が出来て、何が不十分なのか…、考えないといけないですね。
10. Posted by りんりん   2005年12月25日 13:49
今朝、ポンは「サンタさん来なかった」と残念そうでした。
祖父母、両親、伯母、そして、知人の方から沢山プレゼントをいただいたのに。
あらためて・・・
「戦争のある国とか、天災に遭った子とか・・・
そういう子の所に最初にサンタさんは行ってるから
ポンみたいに大きくて、沢山プレゼントをもらえる子のことまで
来られなかったのよ」と言いつつ・・・

世界中の人が、クリスマスの日を心安らかに迎えられますようにとお祈りしました。
11. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 14:00
>tamamiさま
エイズが完治する薬は、まだないようですね。
マイケル・ジョンソンさんのように、
HIVウィルスを持っていても、発症しない状態を長く保つ薬は、良いものが出来てきていますが、
やはり、一度発症してしまうと、数種類(通常3種類)抗HIV治療薬(…基本的に高額な薬)を飲み続けることになります。それで、症状の進行を遅らせるのですね。
(続きます)
12. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 14:01
(続きです)
付け加えると、リーマニアの小児エイズ患者に「光」をもたらしたのは、西洋医学の薬ではなく、東洋医学の「生薬」でした。
数十種類の生薬を使った「免疫療法」で、この治療方法で、多くの「エイズ完全発症状態」だった子供たちが、生きながらえています。
この結果には、ルーマニア保健省も驚きを隠しませんでした。
現在でも多くのミュージシャンやジャーナリスト(他)が呼び掛け人になっている日本の基金(「ルーマニア小児エイズ救済基金」)を通して、
彼らをサポートする活動は続けられています。
13. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 14:03
>りんりんさま
ポンちゃん、間違いなく理解してくれていると思いますよ。
みんなが、そうして「優しく」なっていくのでしょう。
…「Happy クリスマス!」
14. Posted by hono   2005年12月25日 16:04
東洋の薬ですか。漢方薬のようなのもですか?
抗生物質や手術が病気を取り除いてくれるものなら
この生薬は生きることを与えてくれてるんでしょうか・・・

メリークリスマス!
15. Posted by さんぱつや   2005年12月25日 16:40
カクテル療法が高価であるということをすっかり忘れていました。平和ボケしてますね。
カクテル療法のようにウイルスをたたきながら行くのではなくて、自己免疫機構が働きやすい状態にして、自らの抵抗力で症状を抑えていくような考え方なのでしょうね。

仕事柄、障害をもたれた人と接することが多いのです。
その中では、QOL(生活の質)とかいろいろ言われるものの、命があるだけで、それだけで人生には意味があるのではないかと時折思ったりします。
自分で考えておきながら、綺麗ごとのような気もしていたのですが、この子供たちを見ていると、やはり、生存することに意味があると信じたくなります。
関係のありそうでない話でした。
16. Posted by やっとこ   2005年12月25日 18:36

東洋の生薬がエイズになったお子さん達の生命を
守っているとは、すごいことですね。

やはり、東洋の知恵、つまり、人間を生命体として
全体的にみるという視点が大切なのでしょうね。

その生薬を配合している医師の方の研究が
よりいっそう進み、お子さん達の症状が
改善されることを願っています。
17. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 22:19
>honoさま
…生きることを与える。
それに近いのかもしれませんね。
医師(西洋医学・東洋医学、両方の医師ですね)の患者への接し方などを見ていると、
「生きていこうとする力」を、
最大限に引き出しているようにも見えます。

「生薬」…漢方で使うのも生薬ですね。
18. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 22:35
>さんぱつやさま
そうですね。
人間の体が持っている免疫力をありったけ引き出し、
最大の抵抗力で病と闘うというのが基本のようです。
ところが、
「生薬治療」を開始してから、確か7年か8年が過ぎたころ、
エイズ完全発症状態だった子供のうち、何人かの子供の体内から、HIVウィルスが消えている(=検査で値がでない)ことが分かりました。
このことは、「生薬」にも抗HIV治療薬と同じように、HIVウィルスを殺す作用があるということを意味します。
抗HIV治療薬が「高価」であるばかりか、使っているうちに耐性ができてしまい「効かなくなる」ことを考えると、
安価で耐性ができない「生薬」に期待したくなるというものです。
(続きます)
19. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 22:45
(続きです)
特に、高額医療(=カクテル療法)が受けられない国々の人にとってみれば、「生薬」は「希望」でもあるようです。
なかでも、
「生薬」自体が、すでに文化として存在していて、
かつ、生薬の原料となる植物が多いアジアの国々は、この「ルーマニアでの成功」に注目し、タイなどは、ルーマニアと同じように、政府を挙げて「対エイズ、生薬治療」の研究を支援しています。
20. Posted by 飯村和彦   2005年12月25日 22:49
>やっとこさま
まさに、
「人間の体を全体として診る」
に尽きるのでしょう。
その医師は、上記したように、
ルーマニアのほか、現在タイでも、政府からの要請を受けて、エイズ患者に対して生薬治療を行なっているようです。
21. Posted by ka-3   2005年12月27日 00:25
はじめまして。ka-3と申します。
なるほど♪ママさんのところで紹介されていたので、
お邪魔しました。いくつか記事を拝見しました。さすが
TVディレクターとあって、視点が鋭く、現代社会に
蔓延する病魔のようなものの捕らえ方がとても興味深く、
それを歯切れの良い文章で表現され、本当に素晴らしい
ブログだと、ただただ感心いたしました。早速リンクさせて
いただきます!

さて、クリスマスの日の朝、たまたまテレビで目にした
写真家の大石芳野さんの写真集『子ども 戦世のなかで』に、
私も強い衝撃を受けました。子どもたちには何の罪もない。
悪いのはすべて大人たちである――せめて彼らにもサンタ
クロースからのプレゼントが届けられたことを祈っています。
いきなり厚かましいですが、TBさせていただきます。
飯村さんのこの記事にとても共感するものを感じましたので・・・。
22. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 11:30
>ka-3さま
ありがとうございます。
確かに、悲劇を招きだすのはいつも大人ですね。
ルーマニアの小児エイズの子供たちは、
エイズに感染させられたことが分かった後でも、
チャウチェスク政権が崩壊するまでは、隠されていました。
正確には、政権崩壊直後のルーマニアを取材していた「ザ・スクープ」の取材班が、その存在を発見して始めて明るみにでたことです。
では、なぜチャウチェスクは隠していたのか?
理由はこうです。
「エイズは資本主義の病だから」
その間、何の処置も施されず、放って置かれた子供たちの多くが亡くなったのです。

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