聖夜の灯り猫、彼女は不安か?

2005年12月26日

ツインタワーをつまめた時代…



写真を整理していたら、
なんとも…、こんな写真がでてきた。




ツインタワーをつまんだ日




10数年も前なので、
私自身が、若く、
「痩身」
なのは、まあ、そんなもの。

それより、
ツインタワーを被写体にして、
こんな戯けたことができていたことが、
…懐かしい。

と同時に、

まだ、
世界が荒み切っていない時代だったのだなあ…
と思う。


「テロ、テロ、テロ、テロ…」


一体、どうなっちゃったんだ?!
憎しみ、報復…、そしてその「連鎖」。

例えば、こう考えよう。
テロへの報復という大義だろうが、なんだろうが、
一人の人間が殺された。
当然、その人には「家族」がいて、
「親友」も沢山いる。

家族や親友を殺されて、
「まあ、仕方ない」
…なんて、平然としていられる人間は絶対に!…いない。

憎しみが増幅され、
それが「報復」に姿を変えていくのは「自然」なことだ。

だから、
「強い立場にいる人間」
「力のあるもの」
「政治」
「ブッシュ」
「コイズミ」
「 … 」
などなどは、率先して、
「報復の連鎖」を断ち切らないといけない。

なぜなら、
目の前で家族や親友を失った人、
…ほとんどの場合が弱い立場にいる人…の多くは、
その憎しみや憤怒を堪えて、
なんとか、
明日に向かって歩みだそうとしているのだから。

それは、例えば…、
イラクの人だけじゃない。
国の決定で出兵させられ、
戦地で命を落とした人の家族も一緒だ。

そんなときに、
どうして、

「大量破壊兵器はなかった」
「約3万人のイラク人が死んだ」

けれども、

「イラクへの先制攻撃(=イラク戦争)は正しかった」

などと言えるのだろう?

そして、

「アメリカの先制攻撃を支持したのは、
正しい判断だった」

などと、スラリと言ってのけられるのだろうか?
信じられない。
信じられる?

でも、本当にそう言っている。
「報復の連鎖」
断ち切れる訳がない。


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(飯村和彦)


newyork01double at 13:02│Comments(21) ニューヨーク 

この記事へのコメント

1. Posted by chiemi   2005年12月26日 19:56
人の話をちゃんと聞こう。
でも、国会中継を見る限りでは、日本のすごく偉い人たちが、話の途中で「馬鹿やろ〜」と叫んでいます。
一生懸命勉強しなさい。
でも、勉強して良い大学へ行った人が、人を欺き、人の嫌がることを平気でしています。
人を傷付けることは、人としていけないことだ。
でも、軍隊を作りたいのですよね。
でも、兵器で儲けたいのですよね。
でも、大義名分があればいいのですよね。
でも、戦争ならいいのですよね。
でも、たくさん勉強して、良い大学へ行って、人の上に立つ様な偉い人になったら、いいので。。。。。しょうか。
泣くのは、誰なんでしょう。
2. Posted by 飯村和彦   2005年12月26日 21:07
>chiemiさま
おっしゃりたい事、
分かります。
泣くのは、「いつも」弱い立場の人たちですね。
偉い(…とこれまで一般的に言われてきた)人たちは、
事実をあやふやにすべく、大声を上げるか、
いざというときには「潜む」か、
上手く「嘘」をつくだけです。

自分の言ったこと、
リーダーとして自分が「選択」したことについて、
「責任」なんてとりません。
さも他人事のように、「評論」はしますが…。

そんな「偉い人」が、
増えていませんか?

3. Posted by やっとこ   2005年12月26日 21:49

報復の連鎖をたちきらないと
いつまでも地球の中が
恨みで充満しますよね・・・><

小泉首相が憲法を変えようと画策していることが
すごく怖いです。

憲法が国家権力を後ろからはがいじめにして
くれているのに、その憲法を国家権力が
変えようとたくらんでいる。
この怖さがわからない方が多くて、
それがまたよけいに怖ろしく、また、はがゆいです。

今まで平和だったから、これからも平和だとは
いえないのに・・・
今まで徴兵制がなかったから、これからも
ないとはいえない時代にされようとしているのに・・・

国民の権利を守るためには、報道の自由を
死守しないといけないですね。
4. Posted by 飯村和彦   2005年12月26日 22:30
>やっとこさま
まったく、同感です。
いつでも、どこへでも…「派兵!」
それが世界平和に繋がる…とは彼らの主張。
けれども、
小泉首相やブッシュ大統領の「世界」は、
私たちが考えている“世界”ではないので、
まったく、
議論になりません。
“世界”を「平和じゃなくしている」のは、
当人たちであるのに…。
5. Posted by アキラ   2005年12月27日 00:35
テレビとかでふとマンハッタンの風景を見ます。
例えばブルックリンブリッジから、あるいはエンパイアステートビルの上から。
するとそこにあるべき姿がないように思えて悲しくなります。
ニュージャージー側から、たしか「ホーボーケーン」という場所だったと思うのですけれど、そこからみた夜景が今でも心に残っています。
テロ以降、NYには行っていないのですけれど、WTCのないNYが今でも僕の中では上手に想像できないでいるというのが、正直なところです。
6. Posted by なるほど♪ママ   2005年12月27日 01:55
こんばんは。
すいません。
ルーマニアの子供達の記事をよんでいたら、「世界がもし100人の村だったら」の絵本をおもいだして、記事を書たので、TBさせて頂きましたが、2度送ってしまいました。
もうしわけありません。
よろしく、お願いいたします。
7. Posted by さんぱつや   2005年12月27日 04:35
「正義」という言葉を私利私欲に使ってしまっている国こそ、世界最大のテロ組織だと思うのは僕だけではないはず。
正しい事なんて、立場に寄って違うから人の数だけあるはず。なのに、自分だけが間違っていないふりをするのは偽善でしょう。
もっと相手の事を考えるような国って出来ないものかと思ったりもしますが、そんな国があったらテロ国家が食いつぶしに来るでしょうね。

フロンティアスピリッツなんてくそくらえ。
開拓では無くて略奪でしょ。あそこがしてきたことは。
そんな歴史しか持たない国のくせに・・・。

だけど、言われるようにこういう憎しみに駆られた意思が新たな憎しみを呼ぶのでしょうね・・・。
8. Posted by hono   2005年12月27日 06:35
大学で、American Governmentのクラスと取ったんですが(必修です)、その時の先生が、NativeAmericanとWhiteAmericanのハーフだったんですね。先生が言ってました。
アメリカ人が闘い=血
なのは、開拓時代に生き抜いた人が作った国だからだと・・・
欲しいものは手を血で染めてでもつかめ。それが勝利と自由だと。かわいそうな人達だ。
AmericanHistory(これも、必修)の先生のおじいさんはドイツ人、おばあさんはアメリカ人。その先生の言葉。戦争から得るものなど、何もない。残るのは莫大な死者の数と悲しみだけ。
先生達は「複雑」な状況の中で育ったからこそ、この言葉には重みがありました。
私、アメリカ好きですよ。友達も先生も、大好きです。
だから、この国も、日本も、もう間違って欲しくないです。

明日、日本でお正月を迎えるために帰国します!!
六本木の椅子が私を待っている!!
9. Posted by カメ   2005年12月27日 06:43
本当に、こんなのどかな写真も、今見ると、胸が痛くなってしまうなんて・・・(飯村さん、やっぱりお兄様と似てらっしゃいますね。すみません、関係ないことを・・)
あのテロ以来、世界が変わってしまいましたね。
でも、よく考えると、アメリカ人が、接戦の大統領選で
ブッシュさんを選んでしまった時から、もうその流れが
始まっていたとも言えますよね。(私のアメリカ人の
知人はその時から嘆いていました。)
そう考えると、私たち日本人も、小泉自民党を大勝利させ、この流れを後押ししていることになりますよね。
表立って戦争を礼賛する人は誰もいないのに、いつのまにか、じわじわと、力が正義、の暗黒時代に突入しつつあるような気がしてなりません。
これから、ますます、「本当のこと」を「知る」ことが必要になってくると思います。報道の力は重大ですね。飯村さん一人に頼むことではありませんが、どうかよろしくお願いします。
10. Posted by 愛犬家   2005年12月27日 09:26
「暴力はさらなる暴力を生む、非暴力は相手の良心を目覚めさせる事が出来る」・・・ガンジーの言葉です。
「報復の連鎖」狂気に思えます。
今大切なのは、「強者の非暴力」。
多くの犠牲を前にして、なぜその事に気付かないのでしょう・・・
でも、暴力で立ち向かう方が、非暴力で立ち向かうよりも、実はずっとたやすい事なのかもしれません。
大国のおごりは嫌です。
11. Posted by tamami   2005年12月27日 10:18
出兵させられるのはほとんどが黒人。軍人の旦那も友達もそう言います。ラッパーKanye WestがTVで「ブッシュは黒人のことなんて眼中にない」と言ってカットされたのを思い出しました。
身近な人でも旦那が今イラクにいるという人が何人かいます。私はラッキーなのかもしれません。実際、旦那がイラクに行く予定が行かなくてよくなったのですから。
しかし、戦争から生きて帰ってきた人も戦場でたくさんの人を殺してきたため、精神が不安定で普通の生活を送るのは困難だと聞きました。
「復習の連鎖」。人が怒りという感情を持っている限り続くのでしょうね。
12. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 11:34
>アキラさま
私も似た感覚のままです。
ツインタワーのないマンハッタンは、やはり別の街にしか見えません。
それは、多分、自分がいまだに「訪問者」の感覚で街を見ているからなのだろう、と思っています。
「ホーボーケン」からの夜景は、美しかった!

13. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 11:35
>なるほど♪ママ さま
了解しました。また、お越しください。
14. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 11:55
>さんぱつやさま
アメリカは世界で唯一、国際司法裁判所によって、
「テロ国家」
との裁定を受けた国ですから。
アメリカと、アメリカを支持する国だけが、アメリカにとって(…結果的に日本にとっても)、「世界」ですから話になりません。
この点については、
ノーム・チョムスキーの「9.11」や
チャーマーズ・ジョンソンの「帝国アメリカと日本、武力依存の構造」などの本が、参考になります。
彼らの主張も、「数ある視点」のうちの一つですが、
その視点は非常に重要です。
15. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 12:05
>honoさま
私自身も「アメリカ」という国自体が、
嫌いな訳ではありません。
良いところと悪いところがあるのは当然で、
その中から、良い部分は、積極的に吸収しようと努力さえしていますから。
けれども、権力機構の中枢にいる人たちの判断、特に現ブッシュ政権の手法はまったく支持できないし、
その結果、世界中が「より安全でなくなっている」現実に対しては、
その事実をあるがままに見ているに過ぎません。
恐らく、大抵の人も私と同じように今の状況が見えているはずです。

「次は、イランが危険だ!」
と叫び、また武力行使をもくろんでいるようなブッシュ政権に、
「世界平和」を語る資格があるでしょうか?
そのことは、小泉政権にも言えることのような気がします。
16. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 12:08
>カメさま
時代が、「暗黒」に戻らないように、
みんなで見張っていないといけないということですね。
「戦争の大義」など、いつでも、どこでも、簡単に!
作りだされてしまう訳ですから。
その中で、「きちんとした報道」の果たす役割は、計り知れないほど大きいと思います。
それを何とか守っていきたいですね。
17. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 12:10
>愛犬家さま
ガンジーの言葉、重いですね。
世界中のほとんどの人たちが、「非暴力」。
でも、戦争やテロで最初に犠牲になるものそんな「非暴力」な人たち。
やるせないですね。
18. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 12:14
>tamamiさま
おっしゃる通り。
戦地の最前線に派兵されるのは、
これまた「いつでも」黒人の人たちであり、
社会的立場の弱い人たちがほとんどですよね。
私の知人の息子さんも、白人ですが貧しいゆえ、高等教育を受ける場として「軍」を選び、北朝鮮、イラクと転戦させられています。
理不尽を感じながらも…ですね。
19. Posted by TUBASA   2005年12月27日 17:10
歳末助け合い!
TUBASA'S SHOP!
20. Posted by りんりん   2005年12月27日 18:15
今年おこった小学生の悲しい事件について
「ポンが、そんなメに遭ったら、ママは地獄に落ちてもいいから復習する!」って言ったら
「ポンは天国で待ってるから、ママは地獄におちないでぇ」って泣かれました。

いつも、低次元な話にしてしまってすみません。

でも、憎しみから、いいものは生まれないですよね。
そうわかっていても、つい、報復を考えてしまう。
子供の言葉にドッキリしました。

平和主義者を気取っていても、心の底には
ドロドロした感情があるんですよね。

ポンには、いまのままの心を持ち続けてほしいです。
21. Posted by 飯村和彦   2005年12月27日 19:03
>りんりんさま
…ポンは天国で待ってるから、ママは地獄におちないでぇ!
これが汚されていない、ピュアな子供の心情なのでしょうね。
大人は、沢山…悪い知恵の実を食べているから、
ここまで優しくなれないのでしょう。

私はりんりんさんと同じで、
「地獄に落ちて、鍋でぐつぐつ煮込まれようとも、
あらゆる知識と気力を総動員して、必ず!!!」
復讐します。
けれども、ジョージさんやコイズミさんが簡単に口にする、
「報復」
とはまったく違って、こちらには「心」が伴っているから、
方法も彼らが好きな「戦争」のような形ではなく、
もっと本質的な「復讐」を考えるでしょう。


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