猫使いと影法師愉快な写真:週末だから!

2006年01月06日

NY’90:新型インフルエンザと「タミフル」の関係



No.27
be going around
〜がはやっている。

Ex: The flu is going around

Something=「あるもの、あること」が、
今“流行している”、“はやっている”というとき、
(something) is going around.

また、仲良しの友達が8人いて、
そのうちの5人までもが妊娠している…。
そんなときも、冗談めかしに、
「あれ、いま子供を作るのが流行っているの?」
というときなどにも…。



ご飯粒



新型インフルエンザと「タミフル」の関係


Flu(=influenza)が心配な時期だ。
激しいノドの痛み、高熱…。
からだ中の関節に、ヘラヘラ笑われているような、
あの耐え難い苦痛。

特に幼い子供や高齢者のいる家庭では、
他人事じゃない。

厚生労働省は去年11月、
新型インフルエンザ対策として抗ウイルス薬「タミフル」を、
7万2600人分(5日分=72万6000カプセル)を確保した。
「5年間で国が60万人分を購入する」
という備蓄計画の初年度分だそうだ。

ここで厚生労働省のデータをもとに、
基本的なことを整理しておこう。

タミフルは、インフルエンザ様症状が発現してから、
2日以内(48時間以内)に、投与を開始する。
インフルエンザ患者と同居や共同生活をしている、
65歳以上の老人は、インフルエンザ患者に接触後、
これまた48時間以内に、
タミフルを1日1カプセル服用すべし(…しかし保険適用外)
…とあった。

では、副作用の方はどうなのか?
特に、抵抗力の弱い乳幼児への投与が気になるところだ。



三日月の目



厚生労働省の見解はというと…

副作用の疑いがある子供の死亡例13件を把握しているというが、
医薬食品局安全対策課は、
「タミフルの安全性に重大な懸念があるとは認識していない」
としている。

その説明として、

13件の年齢は5歳未満が11件で、
9歳、14歳が各1件。
同省が調べた結果、
4件はいずれもタミフル服用との因果関係は否定され、
8件は、はっきり否定されたわけではないが、
肺炎など別の原因が考えられ、副作用の可能性は低いという。
残る1件は情報不足で原因がはっきりしないとしている。

一方、添付文書には、
「タミフルを治療に用いる場合には、
抗ウイルス薬の投与が、
A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の、
全ての患者に対しては“必須ではない”ことを踏まえ、
患者の状態を十分観察した上で、
本剤の使用の必要性を慎重に検討すること 」
と書かれてある。

つまり、抗インフルエンザウイルス剤は、
全ての患者に投与すべきものではない、ということでもある。

 
さて、このタミフル。
全世界の消費量の「半分」が日本で消費されているというのだが、
医療機関によって“適切に”投与されているのだろうか?

必要のない抗生物質を、
「とりあえず」投与する傾向が強い日本。
タミフルを抗生物質と同じように、
「とりあえず」で、扱って欲しくない。

各方面で崩れかけている日本の安全神話。
あとで言い訳を聞かされても、
元には戻らない。
そのことを肝に銘じて、きちんと安全を担保してもらいたい。

(飯村和彦)





newyork01double at 13:24│Comments(20) カッコイイ英語 | 東京story

この記事へのコメント

1. Posted by れっきゅん   2006年01月06日 15:16
たしかに元には戻りませんよね。
何事も自分の事は、自分で守らないとダメな世の中だと思います。
何だかんだ言っても日本は危機管理が薄いと思うので、
自分自身もいつも肝に銘じていないといけませんね!
2. Posted by hono   2006年01月06日 16:03
ヨーロッパではインフルエンザは風邪とはみなされず、薬とかで治すのではなくて、自然治癒するんだそうです。本当?っとか思ったのですが、欧州5カ国の友達が言ってました。だからインフルエンザにそんな強い薬を使っちゃダメだよ、って。
副作用がででる危険性が高いとわかっていて、それでも使うって、血友病患者に使われた血液凝固財の悲劇を思い出します。同じ過ちを繰り返すことにならないといいのだけれど。
私はインフルエンザにかからないように、一生懸命予防に努めます。
3. Posted by 愛犬家   2006年01月06日 16:33
今年初めての書き込みです。
お正月気分で、気がついたらもう6日(苦笑)。
今年もどうぞよろしくお願いします。

「タミフル」は、人によっては、妄想や意識障害で自殺願望が強くなり、服用中は家族の監視が必要なのだと病院関係の方に聞きました。
恐いからと言って、飲まないとインフルエンザが猛威を振るう事になるとも・・・。
後から出てくる事実、これが恐いですよね。


4. Posted by かえで   2006年01月06日 20:12
薬の安全性については
何年間、治験するかとか、副作用とか
何十年もたってから
副作用が発見されたり・・・
うちも年寄りがいますので最近薬について
考える機会が多いです。
薬の量が半端でない。。
また、薬の量が多い病院の方へ行こうとします。
とにかく検査や投薬の多い所がいい病院という感覚のようです。
日本の医療は 最先端で技術はすごいと思いますが
なにか変です。
薬の対する日本人の考え方は見直すべきだと思います。
5. Posted by 飯村和彦   2006年01月06日 20:32
>れっきゅんさま
その通りですね。
自分たちのことは、自分で…。
当然のように聞こえますが、政治や行政のもつ役割を考えると、やはり空しさを覚えますね。
6. Posted by 飯村和彦   2006年01月06日 20:36
>honoさま
情報をきちんと公開して、
どんなことでも必要に応じて対処してくれれば、
不安も軽減されるのでしょうが、
この国の場合、都合の悪い情報(=自分たちに責任が及ぶようなこと)は出てきませんから困るのです。
ともかく、手洗いとうがい、この徹底が一番!
7. Posted by 飯村和彦   2006年01月06日 20:38
>愛犬家さま
まったくです。
ともかく、「適切に!」
医療関係者には、それを期待するしかありません。
8. Posted by 飯村和彦   2006年01月06日 20:46
>かえでさま
まったくです。
薬をたくさん飲んでいれば、体が健康になると「錯覚」している人が多いようです。
しかし、そんな環境を作り出したのは「医療側」であり、その監督官庁である厚生労働省ですね。
薬品会社への厚生官僚の天下りは今も絶えることなく、それぞれの医学学会の顧問も、これまた厚生族です。
いったいどこを向いて仕事をしているのか…、
話になりません。
本来、真っ先に取り組むべき「予防医学」が、この国で医療の重要事項になるのは、まだまだ先のようです。
その意味では、「医療後進国」とさえ言えるのではないでしょうか。
9. Posted by kawasa   2006年01月06日 21:34
8人中5人が妊娠ですか・・・。
羨ましいですね。
私は6年越しの不妊で1人目。
2人目欲しい今日この頃です。
だれかー妊娠菌送って下さい。
10. Posted by リョウ母   2006年01月06日 23:40
最近 タミフルが原因(?)で 亡くなったかた いましたよね。
副作用は こわい。
でも インフルエンザも こわい。
手を洗って うがいをする
これしかないのかしら。
11. Posted by ハル   2006年01月06日 23:42
飯村さん、こんばんは

以前 タミフルの服用で妄想現象がおこり死亡事故が起こっていますよね。

タミフルってインフルエンザの神様みたいに病院で取り合いになっていますが、もう少し副作用についても指導する点があるのではないかと思います。

とりあえずは何より個人管理が第一ですね。
12. Posted by chiemi   2006年01月07日 02:10
毎日、立ち寄らせて頂いています。
英語シリーズの本年度版ノート作りました。
今年、教えて頂いた語句の下に、
自分なりの短文を作ることにしました。
普段チョッと使えるような・・・
何回も使って覚えるようにします。
13. Posted by Mao   2006年01月07日 08:31
遅くなりましたが、おけましておめでとうございます。
薬の副作用。
『お医者さんや薬局で手に入るんだから、安全なはず、服用量を守れば大丈夫』って思い込んでしまうところが、いちばん怖いですね。

14. Posted by 十一月うさぎ   2006年01月07日 16:15
こんにちは、十一月うさぎです。
先日は、コメントいただきありがとうございました。
当ブログの例の記事がネットマナーに抵触する恐れがありましたので、折角コメント入れていただきましたけど、記事とコメントの削除をさせていただきました。
誠に申し訳ございません。
今後、同様な記事を立てないように留意いたしますので、今後も当ブログをよろしくお願い申し上げます。
コメントは、真摯に受け止め、これからも励みにさせていただきますね。
15. Posted by 飯村和彦   2006年01月07日 16:41
>kawasa さま
「妊娠菌」…、
あると助かる人たちが大勢いるのでしょうね。
16. Posted by 飯村和彦   2006年01月07日 16:43
>リョウ母さま
「手を洗ってうがいをする」
でも、これって“きちんと”やろうと思うと、
いくらでも“きちんと”できるもののようです。
おまけに、かなりの予防になるそうです。
17. Posted by 飯村和彦   2006年01月07日 16:45
>ハルさま
そうですね。
なんでも「神様」みたいに扱うと、
盲目的になる可能性があって、ちょっと怖い。
18. Posted by 飯村和彦   2006年01月07日 16:50
>chiemiさま
いいアイディア!
楽しみながら、なんでも短文作って、
これまた楽しみながら使ってみる。
ともかく、
誰でもいいからつかまえて、新しい表現を使う実験台にすればいいのです。相手も楽しめるはずだし…。
19. Posted by 飯村和彦   2006年01月07日 16:52
>Maoさま
慢心というか、慣れというか、
そんなところってありますからね。
20. Posted by 飯村和彦   2006年01月07日 16:56
>十一月うさぎさま
「ネットマナーに抵触する恐れ…」ですか。
読ませていただいたあの記事は、ネット社会を考える上でとってもいい課題だと思ったのですが、…そうですか。
いづれにしても、また立ち寄らせていただきます。

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