「私を読んで!」と、本は叫ぶトロ用「まぐろ」の不正捕獲

2006年03月02日

子供に説明できない理屈



No.31
paper pusher
意味のない仕事をしている人
非効率な仕事をしている人


役にたたない仕事をしている人のこと。
行政改革、組織改革が叫ばれて久しい日本。
簡単な許認可の書類に、ハンコが8つ…。
要りもしない、形だけの書類を並べて、
仕事をしている気分になっているような人、いない?
ちょっとまわりを見渡せば、
まだまだ存在している“あの方たち”。
そんな人たちを表して“paper pusher”。


小泉ポスター


子供に説明できない理屈

俄かに信じがたい。
「霞ヶ関」の常套手段とはいえ、
いつもいつも…では辟易するというものだ。

政府が、今月10日に提出予定の、
「行革推進法案」の文言についてである。

詳細は新聞を読んで頂きたいが、
問題は、
法案に、
商工中金と日本政策投資銀行について、
「完全民営化」と書くか、
「完全民営化」と書くか、の話である。

一般的には、どちらでも同じ意味なのは当たり前。
けれども、「霞ヶ関」の役人にとっては、
「完全に…」の「に」が重要なのだという。

極めて技術的な法解釈で、
この「に」があるのとないのとでは、
“役人にとって”は、
意味が違ってくるらしい。

全ては、
自分たちの「権益(…人事面などの影響力など)」を残すため。

しかし、
これって、どう考えても変だ。
この違いを、子供たちにどう説明するの?
一事が万事、こんな調子だ。


旅行スーツケース


小さい頃から一生懸命勉強して、
そのたどり着いた先(…ここでは霞ヶ関の役人)で、
保身のために、妙な理屈を捏ね回す。
どう考えても、違うでしょ?
何のために勉強してきたの?

この国には、
「目標とすべき大人が少なくなっている」
といわれる所以が、こんなところにあると思うのは、
皆さんも一緒じゃない?

頑張った子供たちが、
「paper pusher」(役に立たない仕事をする人)によって潰される。
そんな危機感を抱いている人、多いのでは?
枝葉の議論ではなく、
スパッ!と「王道」をいって欲しいものだ。


rankingひと押し、ご協力を!

(飯村和彦)


newyork01double at 12:22│Comments(8) カッコイイ英語 | 家族/ 子育て

この記事へのコメント

1. Posted by リョウ母   2006年03月02日 15:17
子供に説明できない と言うより 私にもわからない。
「に」があるのと ないのとではどうちがうの?
そんなことに 頭を使わないで もっと大きなことに
使ってほしい。
日本の将来は どうなるのやら・・・
2. Posted by hono   2006年03月02日 17:08
少子化対策っと霞ヶ関のみなさんは言うけれど、
子供を喜んで送り出したい、そんな世の中を作ることも考えて欲しい。
honoもこのpaperpusherなお仕事をする人達のために、
最近ちょっと嫌な思いをして、日本で就職することに、
ため息が出そうです。
ちゃんと目を通して、よく考えてハンコを押しているのならまだしも、
ただ機械的にスタンプしていって、一大事になってから、誰の責任だと大騒ぎ。
内容確認と承認のハンコなのか、
責任分担のためのハンコなのか・・・
3. Posted by パパZ   2006年03月02日 20:40
「木を見て森を見ず」大局的に日本の将来を憂える人たちは
いないのでしょうか?
「何のために勉強してきたの?」耳に胸に痛い言葉でした。

勉強は何のためにするの?
この問いに対して胸を張って「・・・・・だからです。」と
言える子たちを東北の片田舎で育てていきたいと思います。
ちなみに「憂国の少女N」という投稿を過去にしました。
詳細は・・・
http://blog.livedoor.jp/oyaji1967fk/archives/50192277.html
をご覧くださいm(_ _)m
4. Posted by 飯村和彦   2006年03月02日 21:45
>リョウ母さま
「日本の将来」…不安です。
そんな社会で生きていくことになる子どもたち、心配です。
ともかく、できることから何でも実行するしかないですね。
5. Posted by 飯村和彦   2006年03月02日 21:49
>honoさま
内容確認云々より、
責任分担。
もっと厳しい言い方をすれば、「責任回避」の方法なのでないでしょうか。
多くが係わるとこで責任の所在を曖昧にする…。
それで自分の責任が軽くなるとでも思っているのでしょう。
もちろん、全員が全員、そうだといっている訳ではありませんが…。
6. Posted by 飯村和彦   2006年03月02日 21:52
>パパZさま
大いに期待しています!
パパZさんなら、素敵な目をした子供たちを沢山、社会に送り出してくれそうな気がします。
7. Posted by カメ   2006年03月03日 06:09
日本のトップもそうだけど、一つの会社などの組織のトップも、時々そういうところありますね。(「保身」のために責任逃れをするという点で)
私が前いた職場も、これは一体誰のためなの?と疑問に思うことがよくありました。みんな何のために仕事をしているの?その目的意識というか、責任感というか、どこを向いているのか、ということが、見えない人がたくさんいるような気がして、嫌気がさし、辞める覚悟で一人でオーナーに反抗して闘った時期もありました。(そういう時は一人じゃなく、まわりをも引き込んで変えていかないと、組織は変わらないとも痛感しましたが、家族をかかえた男の人は、巻き添えにできない、という思いもありましたね・・・)
責任を取れるのが、本当の大人だとすれば、日本人は大人になりきれてない人が多いのかもしれませんね。
8. Posted by 飯村和彦   2006年03月03日 10:20
>カメさま
多くの人がタッグを組まないと、保守的な組織は変わりませんね。けれども、変わっていかなければいけないのは事実で、そのための行革の筈なのですが、最悪なことに、その実務に当たっている多くの人間が、「行革によって、これまでの既得権益を無くすのが嫌な人たち」ですから、困ったものです。

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