図書館で「ダブル」を発見!肩にとまったスズメがいた!

2006年07月02日

橋本元総理とカンターUSTR代表



橋本龍太郎元総理が亡くなった。
取材を通じて多くの政治家に会ってきたつもりでいたが、
残念ながら、
橋本氏とは話した記憶がない。


橋本元総理
(…かつて、山形にて撮影)


だからという訳でもないのだろうが、
橋本氏の訃報を聞いて、
ふと、何年か前にインタビューをした、
ミッキー・カンター元USTR(米国通商代表部)代表の顔が浮かんだ。

ミッキー・カンター氏は、
日米貿易摩擦が大きな問題になっていた頃、
アメリカ側代表として日本と火花を散らしていた人物である。

「不同意の同意」という奇妙な結末となった、
日米自動車交渉の際に、
橋本元総理の喉下に、
竹刀の切っ先を突きつけていた、あの男である。
どうだろう?
当時の日米関係を象徴するシーンであり、
その瞬間を捉えた写真が新聞の一面を飾ったりもしたので、
記憶に残っている方も多いのでは?

ミッキー・カンター氏に会ったのは、…8年前。
日本の“失われた10年”について取材しているときだった。
すでに政治の舞台から降りて、
弁護士活動をしていたカンター氏だったが、
彼の法律事務所の壁には、
大きく引き伸ばされた、
あの、“切っ先写真”が飾ってあった。

事務所に足を踏み入れるなり、
行き成り、その写真が目に飛び込んできたので、
びくっと、驚いた。

カンター氏によると、
「自分の人生の中で、
最も重要な仕事を成し遂げたときの“記念写真”」
その説明には、幾ばくかの違和感を覚えた。

さて、
彼は、橋本元総理の訃報に接して、
いったいどんなコメントをだすのだろうか?
薄笑いを浮かべながら、
苦笑いを浮かべる橋本氏の喉下に“切っ先”を突きつけた男。
…カンター氏の弔詞を聞いてみたい。


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(飯村和彦)


newyork01double at 07:51│Comments(0) 東京story 

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