サッカーワールドカップ決勝戦
2006年07月12日
カモメに飛ぶことを教えた猫
サッカーW杯決勝、イタリア対フランス。
仏・ジダンの頭突き退場が、話題になっている。
ジダンに対して、侮蔑発言をしたとされる伊・マテラッツィが、
もし、この本を読んでいたら、
あんな暴言を吐くこともなかったかも…。
(…イタリアでも大人気になったというから、
"読んでない”とは言い切れないが…)
「カモメに飛ぶことを教えた猫」
…素敵な猫たちとカモメの話だ。
とってもいいので、
申し訳ないが、一部を抜粋したくなった。
猫のゾルバが、
カモメのフォルトゥナータに語りかける場面から。
……………
「…きみがぼくたちのようになりたいと思ってくれることが、
うれしかったからだ。
でもほんとうは、きみは猫じゃない。
きみは僕たちとは違っていて、
だからこそぼくたちはきみを愛している。……
…きみのおかげでぼくたちは、
自分たちとは違っているものを認め、
尊重し、愛することを知ったんだ。
自分と似た者を認めたり愛したりすることは簡単だけれど、
違っている者の場合は、とてもむずかしい。
でもきみといっしょに過ごすうちに、
ぼくたちにはそれが、できるようになった。…」
……………
この本は、1996年に書かれたものだという。
著者は南米チリ生まれの方。
最近では、
多くの人たちが芝居やミュージカルに仕立て、演じているという。
それも頷ける。
心地良い読後感。
生きていく上で“ほんとうに大切なこと”…。
猫たちとカモメの言葉に、
心打たれる。
既に読んでいる人も多いと思う。
まだの方は、是非!
人気ブログランキングへ! ご協力を…!
(飯村和彦)
newyork01double at 20:12|Permalink│Comments(12)│