本
2007年03月25日
人類があと3年で滅亡するとしたら…
人類滅亡まで、あと3年。
もし、
そんな状況に置かれたら、
あなたは一体、どう生きる?
伊坂さんの作品を取り上げるのは、
二度目。
"7年後、巨大隕石が地球に激突。人類は死滅する…"
「終末のフール」は、
“人類滅亡”の発表から4年が過ぎた仙台が舞台。
人々に残された時間は、あと3年しかない。
もしそんな環境にあったら、
自分はどんな日常を送っているのだろう。
そもそも、
「日常」の概念も変質しているに違いない。
誰のために、生きるのか。
自分のために、生きるのか。
誰かのために、死ぬのか。
自分のために、死ぬのか。
「終末のフール」は、
作品自体を楽しむというよりは、
そんな環境に置かれた場合の、
“自分の行動を考える”、
いいチャンスを与えてくれる本だ。
ご一読を!
(飯村和彦)
newyork01double at 13:25|Permalink│Comments(4)│