滝川市教育委員会
2006年10月06日
「いじめ自殺」で土下座…それで?
北海道滝川市の小6少女の自殺をめぐる「事件」。
市長以下、教育委員会の面々が、
突然、遺族宅を訪れ、
土下座して謝罪の言葉を並べた。
長期に渡り、
“暴力的ないじめ”はなかったと強弁し、
「遺書」を「手紙」と言い換え続けてきた彼ら。
遺族宅で土下座をする数時間前ですら、
「事件」発生当時の、少女の「遺書」の取り扱いについて、
理由にならない抗弁を繰り返していたにも係わらず、
“逃げ切れない”
と見るや、急転直下、
今度は、これまでの自分たちの発言を全部ひっくり返して、
お得意の「土下座」である。
見ていて、呆れ果て憤怒を抑えきれなかった。
これまでの経緯を見れば、
彼らが、ことの重大さに気づき、
心から謝罪の言葉を述べているとは到底思えない。
「台風が頭上を通り過ぎるのを待つ、
パフォーマンスじゃないのか」
…と疑われても仕方ないだろう。
土下座で問題が解決する訳ではない。
ましてや、
そんなパフォーマンスで、
これまで彼らが“堂々と!”発言していた言葉が、
すっかり消え去るものではない。
責任ある立場にいるものとして、
自分たちの“膿”を全部、出し切って欲しい。
それが出来ないうちは、
いくら土下座して謝罪の言葉を並べても、
なんの意味もない。
そして一番大事なこと。
子供たち全員が、
保身のみで行動した“偉い先生たち”の姿を目にし、
その欺瞞に満ちた言葉を耳にしたということを、
忘れずに…。
(飯村和彦)
newyork01double at 16:08|Permalink│Comments(8)│