都市再開発

2007年04月30日

東京ミッドタウンも新丸ビルも…嫌だなあ



きのう、日曜日。
38階建て複合ビル、
「新丸の内ビルディング」(通称・新丸ビル)オープン効果で、
東京・丸の内地区の人出が、
昨年の3〜4割増しとなったという。

3月末にオープンした、
↓六本木の東京ミッドタウンにしてもそうだが、
どこもかしこも、芸がない。
経済効率もいいが、
特徴のなさには飽きれるばかり。


ビル1


こんなものが、
都市のあちこちに出来てしまう日本は、
これから先、
どうなってしまうのだろう。

複合ビル(もしくは地域開発)の担当者に言わせれば、
「他のビル開発、地域開発とは、ココが違う!」
と、各々が各々なりの特徴を述べるのだろうが、
ザックリ言わせて貰えば、
出来上がりの印象は、どこも同じだ。


ビル2


アメリカに無数ある、
巨大モールと大差ないばかりか、
サイズが小さい分、狭苦しい。
おまけに、
人が忙しなく動いているので、
落ち着かない。


ビル3


客寄せは、ブランドショップに、
各種のレストラン。
それぞれのレストランは美味しく、
本来は、特徴ある店なのだろうが、
ガラスのビルに並んでしまうと、
興ざめである。
「食の趣」はない。


ビル4


ビルに行って、
ビルの中を歩いて、
それで疲弊する。
嫌にならない?

そうそう、
東京ミッドタウンの一階の特等席(?)には、
見事!「スターバックス」が入っていた。
特徴の“希薄さ”が、
その一点に象徴されているようで、
ここだけは、可笑しかったなあ。


(飯村和彦)


newyork01double at 16:49|PermalinkComments(0)